海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

習慣

今年も元旦は内田樹の本を読む。振り返ってみると2010年から一年を除いてずっと読み続けている。オレも義理堅い。で、昨日はせしょで仕入れておいたのは「ローカリズム宣言」。まあ、無限の成長を前提とする資本主義経済ってのはいつかは破綻するわけで、昨今の様子を見ているとその訪れも近いと思わるるところ、じゃあその先どうしていこうかね、ということは考えておいて悪くない。っていうか、もの考える仕事の人がそれ考えなくてどうする、という話だ。で、私もこの日記で常々言っているように、来るべき世界は新中世とでも呼べるようなものになるはずで、要は必要に応じて駆動される経済システムになる。で、人間にとって一番必要なのは食べ物だから、その新しいシステムの基盤になるのは農業だわな、という。エネルギー的には分散エネルギーに依存することになるわけで、人の分布はエネルギー分布に従うから、広く薄く散らばって住むことになるわけよ。都市から農村への人の移動って、そういう位置づけで見れるんじゃないの?とか思っている私にとって、本書に書かれていることはウンウンその通りと全部うなずける内容だった。つうことであっという間に読める。で、今日は午後遅くから実家に出かけて帰省している妹家族と晩ご飯。すき焼きである。で、帰ってきてから一北京。

ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ

ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ

 

 

すばらしき新世界

いろいろあって、今日はカニを買いに行く。といっても、日本海まで行く根性はないので、近場でだが。といっても、そこらのスーパーじゃなくちゃんと魚屋さんで買ったのだ。つうことで、晩ご飯はカニすきである。上の子とぶーちんが旨い旨いと大騒ぎだ。で、確かに旨い。そこらのスーパーとはわけが違うな。やっぱり魚屋はプロである。今日はとても良い買い物をさせてもらった。で、大晦日の買い物といえば、正月閉まるスーパーの投げ売りも大事だ。去年はなかなか値段が下がらないなあと油断しているうちに、肉も魚もほとんど売り切れて負けた感じだったので、今年は目を光らせておいたところ、ちゃんと半額になったタイミングを捕らえることができて、エビとしゃぶしゃぶ肉をしこたま買うことに成功。これで三が日の憂いはない。まだ、カニも半分冷凍で残ってるしな。

それにしても、もう2018年も終わりかと思うと早過ぎるわけ。何日か前も書いたけど、今年は行政との関わりがとっても多くて、なんかこれまでの人生とまったく違うことに首突っ込んでる感が半端ない一年だった。一方、それとは違って新しい出会いも多くて、マイファームの西辻さんやはてなの近藤さんとか有名人とも多く知りあえたりして、まあこちらも、これまでの人生と違うことに首突っ込んでる感はある。また若い友人との出会いのおかげで、一時期失われかけてた映画への情熱が戻ってきて、特にミニシアター系に通うようになったのよね。そうかこれも違うことに首突っ込んでるよな。ちなみに、今年一番の作品は「カメラを止めるな!」で二番目が「1987、ある闘いの真実」、3番目が「search/サーチ」かな。というわけで、50代になって、生活に変化の目が出てきて、それはそれで楽しい思いをたくさんさせてもらった今年もそろそろ終わり。皆様良いお年を。

正しい帰省

三日前に課せられた課題に対応すべく1.5北京書く。あとはヨメサンがソウルフードだという団子屋とうどん屋と餃子屋につきあう。食ってばっかり。どうでもいいけど、餃子屋には入り口に、好きに持って帰ってください、といってキャベツまるごと置いてあるわけ。いくらキャベツ県愛知といえどもそれはいくらなんでも大盤振る舞いというものではないだろうか。つうことで、二日間ひたすら食った帰省も終わって帰ってくるのだけど、途中雪で梯団くらって予想より30分ほど遅れてギリギリ日の変わる直前に帰宅したら、玄関に鏡餅のお供えがあるじゃん。と思って、よく見たら、鏡餅はマシュマロマンだった。。。これが議員の家に住むということか。。。それにしてもシュールな年の瀬だ。

なかったこと

つうことで、今日から一泊二日でヨメサンの実家に。10時に出発するという話だったけれども、実際にでたのは12時過ぎてたという。怖れていた渋滞もそれほどではなく、16時前に到着。とりあえずお酒飲んでご飯とか食べてたら眠たくなって寝てしまう。まあ許せ。いったん起きて、24時半ごろ寝ようと思ったらば、卒論生からメールが入っていて、一昨日送った原稿はどうなった?とのこと。げげげ、ミシマ社忘年会の時にメールが届いてたのを、その時は盛り上がってたのでチラッと見ただけでほかってしまってそのまま忘れてたらしい。ということで、泣きながら30分ほど添削。っていうか、あれだな、忙しい時にメール見ると、後で処理しようと思って忘れちゃうからヤバいな。そういう時はメール見たらあかんのやな。

仕事納め

世は仕事納めであるが、私の勤め先は昨日からもう閉まっているのである。にも関わらず、この職場嫌いの私が勤め先に出ていくのは、今年の卒論生の動きがこれまで鈍かったので、追い込みのサポートをしなきゃいけないからだな。で、何時に来るのか良くわからないので、昨日の良いがまだ残る中、早くから大学に。15時ごろまで、「卒論というのはどこかから中身を持ってきて継ぎはぎするだけではなくて、それを組み合わせて、かつ自分の観察も加えて、問いに対して何らかの結論を自分で作り上げなきゃならないんだ」ということを何度も何度も力説する。「なんせあと20日ほど過ぎれば、そういうことを要求される機会はもう二度とあなたの人生には訪れないかもしれないんだから、ここでやっとかんでどうする」と、私なんか心の中で思うのだけど、まあなかなか伝わらない。終わって、京都駅でいくつか買い物してから帰るのだが、寄り道して夕方役場に。ヨメサンと駅前開発についての行政の直近のアクションについて、質問をぶつけに行く。他に3人の方も来られて、いろいろ聞くのだが、どうもやっぱこれやばい。というのは、こないだまで私は、この開発が進むのは、駅前に広がる田園風景という、これからの世の中で、他の町にないウチの町の最大のセールスポイントになる要素を失うことになるからまずいと思ってたわけ。ところが、この話を深く知るにつけ、これを進めるともう町がメチャクチャに壊れちゃうという恐れが強まってきたわけ。つまり、得点のチャンスを逸するのではなく、失点になる、、どころかゲームセットになるんじゃないかって事だ。しかし、どうもそのへんの危機感が薄いような気がする。というのが今日、行政と話して感じたことである。やばいなーこれ。まじやばい。ということで仕事も納まった後18時半まで居残ってしまい申し訳なかったのである。それにしても、オレも28日の最後にやってるのが行政との話し合いだってのもなあ、なんかこの一年を象徴するような話だなあ。

みーはー魂炸裂

一時期、忘年会日照りに陥ってすっかり世を拗ねていたものだが、今年は既に2回こなし、今日も忘年会である。といっても今回のはいつもと違う。あのミシマ社の忘年会に呼んでもらったのであるよ。今度本出す予定なので。あのミシマ社ですよ。東京にいたときから、その面白い出版内容と志の高さにずっとあこがれていて、偶然にも編集さんと知り合って自分の本を読んでもらったらじゃあこちらでもという話になって、で、今日は忘年会に呼んでもらったわけ。いやー、ミシマ社素敵ってずっと言い続けたら、こうなるんだなあ。ということで、少し前から盛り上がりまくっていて、1品持ちよりということなので、昨日の晩に薪ストーブで紅茶豚を煮て準備万端で今日を迎えたわけ。で、会は19時スタートなのだけど、少し前に着いて打ち合わせをする。東京オフィスともスカイプでつないでお話。これから春までガッツリ食われることになる。打ち合わせが終って少し時間があるので、近くの立ち飲み屋に出かけてウィスキーのお湯割りなど飲むうちに時間が来たので、またオフィスに戻る。とヨメサンも来ている。ありがたいことにヨメサンも呼んでもらえたのだな。で、前のオフィスで産まれたという子ガメを見せてもらうのだけど、どうもミナミイシガメのメスとイシガメのオスの交雑個体っぽい。上から見てると私には良くわからなかったのだけど、腹面にオレンジ色の斑点がたくさんあることをヨメサンに指摘されて、なるほどと思うわけ。いやしかし、そんなことあるのか。っていうか京都滋賀では二種は共存している筈なのだけど、遺伝子の浸透はないのだろうか。とかびっくりしているうちに忘年会開始。集まっている人は、本屋さんとか、こないだミシマ社フェアをやってた銭湯(!)の人とか(またこの人が京都からウチの近くの銭湯まで走ってくるらしい)詩人さんとか、もちろんミシマ社の社員さんも、みんな面白い人たちばかりで、さすがだなあ、とか思ってると、はてな創業者の近藤さんが現われて、すっごいビックリした。ビックリした。ビックリした。まわりから「急にテンションが上がって」とか言われたけどあの近藤さんですよ。しかもまったく予想してなかったし、そりゃあもうってなわけで、ガツガツ話に行く。で、今やられている「物件ファン」の話を伺ううちに、なぜかチェーンソーの刃はどこが良いのか、みたいな話になった。今思えば、折角の機会なのに、何どうでも良い話してるんだろうかオレ。まあいいや。ってか、最近、こんな風に新しく人と会えるのが、なんか楽しいのよね。人見知りだった筈なのに、人生も後半戦に来ていったいどうしちゃったのかね。というわけで、25時までいて、タクシーで帰ってきた。良い年末である。

使えないSPSS

一週間ぶりに大学に来てみた。卒論の締め切りまであと20日なわけで、卒論生と進み具合について話をするためである(指導、という言葉は好きじゃないから使わない)。なんせまだデータ解析さえ終わっていない段階である。っていうか、12月の初めには、こういう風にまとめたら良いよ、ってアドバイスしたはずなんだけど、そっち方面の進展が全然できていない様子だ。で、データ解析するには統計ソフトがいるわけだが、幸いなことに私の所属先ではSPSSが学生共有のパソコン室に入っていてその使い方についても2回生時に一応授業で習っているのだ。ので、t検定とか単回帰くらいなら何とか自分でもできるわけ。ただ問題は、授業でやっただけでその理解なんて上っ面だから、じゃあSPSS以外のソフトで同じことができるかって言うと、はなはだ心もとないということ。Rなんて使わせようと思ったらあと一年くらいもらわないと難しかろう。で、大学のパソコン室は年末年始は閉鎖されるのであるよ。今日を最後に次に使えるようになるのは年明け9日なんだそうな。。。いや、だから早くにデータ解析しろとあれほど、、、しかし困ったな。今日で一部解析の目処が立った人はいるけど、まだ全然手が届いていない人もいて、どうやって解析させたら良いんだろうか。シンプルな解析ならエクセルでもネットでもできるけど、操作の仕方から教えないといけないのか。。。効率悪いなあ。。。