海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

駆け込み

無能な政府のおかげで、今月末東京行きの予定がおシャカになってしまった。許せん。つうわけで、今日もレイトショーのシネコンに。「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」。すっかり日本は後進国、という話。なんか太っている必然性が1ミリもない話なのだが、ドニー・イェンがかわいらしいから許す。あと、歌舞伎町とおぼしき場所を再現したセットを縦横にカメラが移動して写すアクションは良かった。あのセットすごいよな、と思ってたら、ちゃんとエンドロールで自慢されていた。天一あったね。まあお気楽な映画で良かったかな。お客は私ら夫婦の他に3組5人いた。ワンダーウーマンより入ってるじゃん、という。

逆張り

来週末開かれる日本の高等教育を支える国家的大事業の関連で大学に。国家のイヌではないところのオレとしてはこの事業にはあまりかかわってこなかったところ、ほら今年は学部長だからさ、お役目っての。ちっ。つうことで車でお出かけ。まあせっかくなので、いろいろと雑用を片づけていると、卒論生が現れる。なんでオレがここにいるって知ってんねん。で、お役目が終わって急いで帰宅。これ関西も緊急事態宣言が出されそうな勢いで、それは至極当然のことだと思うけど、と、いうことはレイトショーとかできなくなるはずで、それはヤバいので今のうちにかかってる作品見ておかなくちゃ、ということでヨメサンとシネコン。「ワンダーウーマン1984」。ドラえもんの3巻あたりにあったよねこんなエピソード、という話(←ありません)。I have learnt how to flyという話でもある。いや、意図的なのかわからないけど、もうセンスださださで、1984が舞台って事はわざとやってるんだろうと思うんだけど、恥部をグリグリされるのもうやめてー、というのは私の世代的なものなのだろうか。アクション映画としてのテンポも悪いし、透明の戦闘機で花火の中を通り抜けるところのムリクリ感とかすごいのね。いやロマンティックかもしれんけど、長いよ。何だろうなあこの感じ、って思って、そうだこれは最新の「チャーリーズ・エンジェル」をヨメサンがスカパで見ていて、それをこちらも横目でチラチラやってた時に感じたものと似ている。あのなんか妙なゆるださな雰囲気だ。なぜこれが許されるんだ、とか思うのだけど、まあお話を見ているうちに、そうかこれはアクション映画じゃないんだなあ、ということに気がつく。いや、驚くほどアクションシーンは少ないし、そこはクライマックスですらない。で、お話で描かれているものは、現代に通じる普遍的なものであって、ああこれはこれで映画作品として面白いじゃないか、と思ったわけ。やっぱワシントンで議会に大衆が乱入したというニュースを朝に聞いた日の夜にこの映画の町の荒廃のシーンを見ると、がつんと来るわね。ということで、うんこれ悪くないよ。と、ヨメサンに言ってみたのだけど、1ミリも理解してもらえなかった。ところで、緊急事態宣言が出る前に焦ってシネコンにいったわけだけど、お客さんは私ら夫婦だけしかいなかった。人生で二度目の映画館独占体験である。やめられん。しばらくできないけど。

ドーナツ予想

京都新聞のコラムでは私が写真を提供する回と、新聞の人にイラストを描いてもらう回が隔週で来るようになっていて、生き物のことに詳しくないイラストレーターさんが描くものは往々にして生物学的に不正確になる事は私のこれまでの経験でわかっているので、月に1回くらいのペースで直で会って、今回はこんな絵で行きましょう、みたいな話をしている。あと、このイラストレーターさんノリノリで絵に笑いを入れてくれるのだけど、こういうネタで行っても大丈夫?みたいな話しもする。いや私も悪乗りする事に関しては人後に落ちないので、提案されたものはほとんど受けているのだが。ということで、この状況で直で、しかもお店で会うのはちょっと不安だったけれども四条烏丸へ。電車に乗るのは1ヶ月ぶり。まあ昼間の時間だから大丈夫でしょ。つうことで、打ち合わせは割とサクッと終わった。しかし、この連載もあっという間に後10回強くらいで終わるのね。ぽっかり私に穴開くのかな。

還元

月後半のイベントのために、ペットボトルでツルグレントラップを作るというのを試してみた。あっけなくできて素晴らしい。つうことで、今日土を入れてみたのだが、早速ミミズの幼生が落ちてきたよ。夕方から、年末に擦ったバンパーの修理にディーラーへ。オレもう豪気だから、全部交換しちゃうのよウフ。もうなんか巣ごもり生活でお金使う機会がなくて、金銭感覚がおかしくなってる気がする。

不真面目初め

一応ね、世間的には今日から仕事始めじゃないね。でもオレなんかいわゆる年末年始の休み期間中にも大量の卒論添削をしていたわけでね。真面目に今日からフルパワーで働く気しないのね。どうせそんなこといったってまた卒論飛んでくるんだし。ということで、もう今日は年越ししていた論文読みをサクッと終わらせただけであとはネットで遊んでたのよウフ。

生きもの相手

「料理と利他」を読んだ。料理研究家土井善晴政治学者の中島岳志の対談本。ミシマ社のオンラインイベントを文字に起したものとの事で、私はミシマ社のサポーターなので、その関係でウチに送られてきたのだな。全然知らんかったけど、土井善晴って土井勝の息子さんなんだ。そう言われてみるとお顔そっくり。で、料理作る時って、もうその時その時が条件違うから、レシピみたいな固まったやりかたじゃなくて対応力というかその時のセンスで作ればいいのよ、みたいな話だった。なんか教育の話とか私のやってるような研究の話にも通じるところがあるよな、と思いながら読んだ。一方で、利他ってのがここにどう繋がってくるのかは、イマイチピンと来なかったのが正直なところだ。まあもちろん人のために作る部分はあるんだけど。

料理と利他 (MSLive!Books)

料理と利他 (MSLive!Books)

 

 

北風小僧

正月二日目だけど、薪が底を突く。人間の作った暦がどうであれ、底を突いた現実は変わらないので、50cm長で長すぎてウチの炉内に入らない薪をチェーンソーで切っていく。それが気圧配置が冬型で、風がびゅんびゅん吹くわけよ。この状況でチェーンソーを使うと切りくずがすぐ飛んでいって大変なのね。なので、通常チェーンソーは休み休み使うところ、一気に切らんといかんとなって、がんばって30束ほど切った。やっぱ気を抜くとケガしかねないものなので、これくらい切るだけでへとへとよ。でもこれで後二週間くらいは持つかな。ということで、残り時間は焚きつけを作るので今日の午後は終わり。