海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

非同期だってば

二日目は自分のポスター発表がある。あるったってオンラインポスターだから一昨日から掲示してあるわけで、今日が自分の発表日ったって、意味がわかんない。なんでオンラインなのに対面の時の慣習を引きずらなきゃいけないのか。ってかコアタイムって何なんですか。非同期を旨とするオンラインポスターの特性と合わないじゃん。どうも大会サイトの自分のポスターのページの中にビデオ会議ができるシステムがあるっぽいのだけど、コアタイムの時間はそこで間抜け面晒してろってことですかね。そんなの誰も来なかったら虚しいよ。一人でケーキ買って祝う誕生日じゃあるまいし。つうことで、この歳になってそんな仕打ちを受ける言われはないので、ポスターの時間は人のものを見て回る。サクサク読めて捗るぜ。しかしですね、スライドショーを貼り付けてるような形態のオンラインポスターって私にはよくわからない。どこをどういう順で読めばいいのかわからないし、箇条書きだけ載せられても困るわけよ。それって口頭で説明することを前提としたデザインでしょ。非同期を旨とするオンラインポスターの特性と合わないじゃん。オンラインポスターは、それだけでないようが全部伝わるよう、文章主体のデザインにすべきよ。何なら簡易な論文だと思ってもいいくらいで。なので、長尺1枚もので延々文章が書いてあって時々図がはいってくる、というのでも良いはず。って言うかそれがあるべき姿かも、とさえ思うわ。媒体の特性に合わせて表現も変わるべきって思いませんか?それはともかく、今回の自分の発表はけったいだったせいか、いつもより多めにコメントがついて嬉しかったの。

ともかく終わり

今日から生態学会。といっても私はオンラインでしか参加しないから日常生活のままだ。で、今日は長のお役目を勤めている委員会主催のオンラインフォーラム。長だから私が仕切るわけ。っていうか、これが二年間の任期の最後のお仕事よ。ということで、家でオンラインミーティングなんて許されないので追い出されて大学へ。9時15分からの発表には研究室にいなきゃならないので8時20分に来るまで家を出る。そしたら今日も駐車場はコミコミで、小学校の卒業式だった。。。まあいい。粛々と発表を聞く。いやあ、やっぱオンライン学会はいいわ。聞きやすい。今回は前半がオンラインで後半はハイブリッドということだけど、後半わざわざ対面に出向く気が、研究を聞くという点だけでいうと、まったくしない。もちろん人と会うということが楽しいのはわかるので、対面に行っても良いんだけど、それでも発表はネット越しで聞きたいくらいである。で、午前中が終わり、私のお仕事は12時半から。演者とスタッフの皆さんには12時10分にZoomに集まってね、と言ってたのだけど、直前にあらかじめ通知していたURLに間違いがあったことに気がついて焦る。慌てて訂正のメールを送るわけだが、さすが学会の皆さんは優秀ですぐに反応して集まってくれる。で、皆さんと御挨拶と打ち合わせして、会が開始。私は最初5分ほど趣旨説明をする役回りだったのだけど、うっかり10分ほど話しちゃった。で、あとは皆さんの話を聞くわけだが、けっこう面白かった。なんつうか今回はナラティブを聞く会なんだな、と思って、そういうのの滋味をわかる歳になってきたのかもしれない。とか思っていると質疑応答で某氏の発言に対して別の某氏からきつい御批判を受ける。まあその趣旨は分かるんだけど最初の某氏の発言が何を狙っていたのかも分かるので、ああ、バベルの塔はどこにでも存在するのだなあ、と思ったり。ということで会が終わって、少し放心したりして、次の口頭発表のセッションまでメールをさばいたりする。。。と、ジャーエソ周りでデーターベースのトラブルが発生して、やばい。これ既に私ではないところに責のある理由で遅延が生じている案件で、でも私的にはできるだけ早く処理したいと思っていたところのものである。そこでこのトラブル。うっかり放置したらあっという間に1週間ほど失いかねない。学会中だし。それは避けたいので、やむなく発表を聞くのをやめてI田さんを召喚。1時間ほどかけて解決する。と、もうほとんど発表も終わりかけで、トラブル対応で緊張を強いられ聞く気力を失ったので、もう帰ってくる。ああいかにものオンライン学会である。

はかまだらけ

某氏が相談したいことがあって研究室に来るという。あー、今日は卒業式が午後からあって、私は出るつもりないんだけど、万に一つの可能性として卒論生が式が終わって部屋に顔見せに来るかもしれないので、午前中にしてもらえませんか?という話になり、じゃあ今日は車で荷物を運ぼうと思ってたわけで6時半に起きて早朝に出かけると言うやつをする。8時に近隣の有料駐車場に停めるわけだが、この時間ならガラガラだと思っていたらば、もう満車に近い状態で、なぜだ!って思ったら、着付けのある卒業生を送ってくる車で混雑してたんだな。なんか大変だな。で、お客さんが来るまでにポスターの最終調整作業。完成しないまま、お客さん。先方の相談を受けるという体だったのだが、なんかこっちが最近の愚痴を吐き出す会になってしまって申し訳なかった。そしてお客さんと交代で同僚氏がやってきて、私のせいで御迷惑をかけてしまいそうな件に関して情報交換。こちらもつい愚痴吐きしてしまう。煮詰まってるなあオレ。終わって、やっとポスターのアップロードを終える。間に合った。と、きっとこないだろうと思っていた卒論生がやってくる。へー、と思っていたら次々やってきて、全員が揃ってしまった。卒論辛くて思い出すのもいやな状態になってるんじゃないか、と心配していたので、意外にあっけらかんとしてるんだな、と思いながら、集合写真撮って、一人一人とも撮った。卒業式後に研究室で全員と写真撮るなんて初めての経験で、いったいどうしたことでしょう?と訝しんだのだけど、考えてみれば夜に卒業記念パーティーをする習慣はコロナ禍で失われたので、ここしかタイミングがないってことなんだなきっと。生態学会の代議員会があったのだけど、出席を変わってもらって良かったといえる。

偽M1

なんとか明後日からの学会の発表用ポスターができた。これまでとはまったく違うアプローチでデータを取ったので、さばくのも試行錯誤でなかなか決まらなかったところ、数日前にこのデータを取ったからこそわかる新しいパターンを見いだしたので発表の方針が定まり、なんとか二日前に完成に至ったというわけだ。が、夜にファイルをアップロードしようと思ったら(オンラインポスター発表だから)できない。どうもアップできるファイルは一つだけっぽいのだな。えー?知らずに4つのページごとに別ファイルのPDF作っちゃったよ。ちっ。じゃあまあ結合するか、とやってみたら、1ページを半分に分割するために配置した長方形オブジェクトの大きさと位置が微妙に違ってやんの。かっこ悪い。それからイラレ上ではぴったり外まで色塗ってたつもりなのにPDF化すると周囲に余白ができる。これは色部分をもう少し外まで拡げなきゃいけないってことじゃないか。さらに、ファイルサイズの制約まであるときた。オリジナルは100MBくらいになってるのに、5MB以下にしなきゃならない。えー。そのうえグラフィックアブストラクトまで作らなきゃならないことがわかった。あかん、これはもう今日は完成しない。ってことは、最終的に前日ギリギリにやっと準備が終わるってことじゃん。老兵とは思えない体たらくである。

治癒

先週のスキーで痛くなった腰で、1時はキャンセルしようかと思っていた伸ばし博士の予約が今日だ。おかげさまで少し良くなってきたので、おっかなびっくり出かけてみて、事情を説明したらいつもとは違うメニューで腰をいたわりながらやってくれた。おかげで終わったらかなり楽になった。すごいな伸ばし博士。私がいつもやってもらってる人なんか職について1年目なのに、こんなややこしい客でもちゃんとよくしてくれるなんてな。ありがとう。

ゲティスバーグ

私が今所属している学会は3つ。そのうち一つは現在学会長で、もう一つが四月から学会長(つまりもうすぐダブル学会長)。で、最後の一つだけど、これはさすがに巨大学会で、私なんか末端のヒラ会員のはずなのに、それでも某委員会の委員長をやらされている。なんなんオレ働かされすぎちゃいますか?奴隷じゃあるまいし。っていうか長のつくものはいかりや長介以外は大っ嫌いだというのにどうしてこんなことになっているのか。それはともかく、その二年任期の委員長職の最後のお仕事である集会の仕切りが土曜日にあって、今日はその準備を兼ねた委員会だ。長だからこれも仕切るのね。で、任期も終わりということで、一人レイムダック状態で、上っ面だけで仕事を片づけようという自分がありありと自覚される中、会議を始め、3つの議題をなんとか処理する。あー、これでこのお仕事もいよいよカウントダウン。あとは土曜日の集会を無事にこなすだけ。早く肩の荷を下ろしたい。

論理的な文

今日も研究室で発表準備なのだけど、郵便受けに入っていた封書を開けてみると、どうも私の本が東国の中学校の国語の入試に使われたようで著作権許諾のお願いが入っていた。あー、入試とか模試とかで使ってもらえることは時々あるのでうれしいことです。で、同封されている問題を解くのが作家の愉しみというものであろう、と今回も取り組んだわけだけど、全部解けたよ!珍しいよ!!