海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

バベルの塔

通勤に使う道をまたいで現在高速道路が建設されつつある。世情とは全く関係ないかのように工事だけは着々と進む。


長崎は山あり谷ありなのでトンネルを掘り橋を架ける。私がいつも通るところはトンネルを出て巨大な橋が谷間にかかるところ。ここ一年くらい橋がかかる様子を眺めてきた。まず最初に巨大な柱というか建物が二本立った。で、その建物の上から三分の一くらいのとこから両横にプラットフォームが延びだして十字架状になった。ほうほう、作業用の空間を確保するのかと思っていたらさにあらず、そのプラットフォームはどんどんどんどん横に延びて、そのうち柱の高さより長く横に張りだし、いまや二本の柱は繋がる寸前なのであるが、そんな100メートルほどの幅のコンクリートの通路がヤジロベエの様に柱一本で空中に支えられているのだ。


そんな土木技術の威力を見せつけられて、日々落ち着かない。理由は全くないが、人間はこんな物を作っちゃいけないような気がして落ち着かないのである。