海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

恐怖に支配されている家

雨の中オープンキャンパスで模擬講義。文系大学で自然科学系の教養科目を担当するという、もう傍流の傍流であるところの私に模擬講義をさせて果たして学生さんのためになるのかしらん。何を話したら良いのか最後まで確信が持てずに、結局キャンパスの中で見られる生き物についてとりとめもなく一時間ほど話した。それにしても、一時間で完結する話と半期かけてじっくり積み上げるレギュラーな講義とでは、話す内容や持っていき方とかが、随分と異なるような気がする。少なくとも私は、まったく違う舞台の組立をしているぞ。だから、このいわゆる「模擬講義」というやつ、大学の雰囲気をつかんでもらうというオープンキャンパスの趣旨にはちょっと合わないような気がしないでもないんだがどうだろう?平日の5時間目などを参観してもらう方がよいように思うのだがなあ。

最近子供が「怖っ」っていう言葉を覚えた。うれしいのか、何かあるととりあえず「怖っ」って言っている。それにしても初めて口にした感情に関係する言葉がこれってことは、つまり我が家は恐怖に支配されているウチって事か?

で、夜「ウルトラセブン」を見ていると、バド星人がダンに光線銃で撃たれて燃え上がるシーンがあって、それを遠めに見ていた子供が「怖っ」って言った。うーむ、今回は見事なタイミングで繰り出してくるわい、と思っていたら、どうも本気で怖かったらしく、大泣きに泣いた。

その子供は久し振りに下痢と高熱。オマルでしようとして間に合わずそこらじゅうに水便の池が出来た。ひー。

子供も随分表現力がついてきて、お腹が痛い痛いと訴えるのである。親としては「うわー、今度の下痢はひどそうだなー、可哀想だなー」とうっかり思うが、きっとこれまでも下痢の時は同じくらい痛かったのだろう。アピールって大事だ。