海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オノボリサン

妹が招待券が一枚余っていると言うので、科博の「恐竜博2005」に家族で行ってきた。科博というと上野にあるわけで、「上野って言ったら私の世代はカンカンランランだよなあ。あれ?リンリンランランって何だっけ?」とか考えていたら京浜東北線は駅に滑り込む。構内に出て「ここから青森行きの夜行列車が出るわけだ」などと、絶好調にオノボリサンにふけってみる。いや、だって上野初体験なんだもの。

で、会場へ。まだ9時台に着いたと言うのに、ずらーっと行列。20分も待つ。で、「もうやだ」と妹に訴えたところ「東京ではこんなのあたりまえだよ!」と甥の小学二年生のSちゃんに逆に諭される私。上の子をたくたま、もとい、肩車して突入するも、エオラプトルを見ては「イヤ」。タルボサウルスを見て「イヤ」。スーを見ても「イヤ」。後半展示されていた、羽毛の生えた恐竜とおぼしき化石群はほとんど見る事が出来なかった。予想はしていたが、最近流行の薄暗い場内の照明ってのは、二歳くらいの子供には恐怖心を催させるのだな。辛うじて得た新しい知識と言うと、スーは10億円の値で買われたそうだけれど、売り手は誰だったかと言うと、化石が見つかった土地の所有者だったということ。濡れ手で粟とはこの事だ。

帰ってきて研究室へ。相変わらずゴミグモは網を張らない(日記を読んでいる妹から「網張らなくて大丈夫なのか?」と心配された)。しょうがないので帰ろうとしたら、雨が降ってきたので、今日もサガオニグモの捕食行動を撮影して動物行動の映像データベースに登録。どうでもいいがチンパンジーの交尾の映像ファイルに直リン張られていることに気がつく。言ってもせんないことだが、できればテキストデータも表示しているページにリンクして欲しいなあ。