海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オットの位置付け

研究室に行くと、昨日の9個体のうち8個体が立派な網を張っていた。コガタコガネグモがこんなに扱いやすいヤツだったとは。。うれしくなって今週初めに届いたタングステン光源をスペクトロメーターに接続して測定を試みる。ちゃんとした光源がついているから、これまでみたいないい加減な測定とは違うぜ、ふふん。。。しかし、あれ?あれ?光が弱いなー?確か0.1秒弱で測れるはずなのに、現実には4-5秒露光しないと測れない。なんか変だ。

一時間ほど格闘した後、これじゃあ使えんとの結論に達し、とりあえず何がおかしいのか業者さんに問い合わせのメールを打つ。なんだい今日やろうと思ってた事ができないじゃないかと腕を組んでいると、「こんなに簡単に網を張るんなら、カーン実験とか簡単やねえ」とピンとくる。で、いそいそと音叉を取り出してカーンってやったら、何と網からジャンプして音叉に跳びかかってきたよ。あー、ビックリした。名前にコガタとついているものの実は体の大きなこのクモは、どうも440Hzの音がするものはみな餌だと思って迷いが無いらしい。ハチなんて怖くもないのかそれとも攻撃は最大の防御なのか。しかし、捕食者だと思っているかはっきりしないという事は、カーン実験にならないという事。うー、今日はことごとくうまく行かん日だ。


下の子がだいぶ動けるようになってきて、上の子にまとわりつくようになった。一方、上の子は遊んでやるときもあれけど、意地悪したりもする。で、ヨメサンはそんなお兄ちゃんの意地悪を見るといつも下の子の味方をして、上の子をガミガミ叱りつけるのだそうだ。萎縮するボクちゃん。そんな光景を見て私なんかは「兄弟なんてそんなもんだからほっときゃいいねんよ。わしだって小さいときに妹をどれだけ泣かした事か」と言うのだが、ヨメサンは聞いてくれない。なんか本能的に下の子を守らなきゃという気持ちになるのだろうか。まあそれはともかく、そんな今日ヨメサンはウチと道を挟んで向かい側にある子供センターに遊びに出かけて職員の人に相談してみたらしい。で、私と全く同じ事を言われて納得して帰ってきた。「だって、オットの言うことなんて素直に聞けるわけが無いじゃない?」

なんかウチの夫婦もいい感じに年季が入ってきた初秋である。