海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

遠くにありて思う

朝、狭山湖に行ってサガオニグモを取ってくる。春には見られなかったオスがたくさん造網していた。で、帰ってきて飼育ケースに入れようとして、仕切り板がコガタコガネグモのフンでかなり汚れている事に気が付いた。あのクモは腹部を高く掲げてフンをするので、仕切り板まで飛んでいくらしい。ということで、アルコールでフンを落とし、さらに水ぶきしようと思ったのだけど、私の部屋には布が一枚もない。むむー、と思ってダメモトで生協を覗いて見たらタオルが置いてあったので、「おおこれじゃこれじゃ」と研究費で購入。部屋に戻って快調に掃除をしていると、生協から電話が。タオルは日用品なので、研究費で買うと事務から文句が来る可能性があるとか。とりあえず伝票に、実験器具の清掃用と書いておいてもらうことにする。こういうお金の使い方は理系だったら日常茶飯事で事務にも問題にされないのになあ、と異邦人気分。いや、たいした面倒じゃないんだけどね、どんなに住めば都とは言え、ふるさとはやはり懐かしいものなのです。

それはともかく、今日は大昔に私が産まれた日であって、ウチに帰ると上の子が知っている限りの怪獣の真似をして祝ってくれた。私は幸せ者だと思う。