海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

人治主義

ドローン返品の件、昨日良く考えて、確かに購入前にちゃんと確認しておけばこんな事態に陥らなかったとはいえるが、大学たるものこういう状況ではドローンが使えるよう動くこともできるところをそれをしないで返品を求められ、それに従ったために私が私費で弁償しなくてはならない事態に陥るのはどうにも納得が行かない。こちとら仕事でやってんだ。夜なんかそれで上手く寝つけなかったわい(本当は暑かったから)。つうことで、大学に来て早速事務に訴えに行く。が、事務にもいくつかのレイヤーがあって、一つ上に相談してほしいがでも担当上役が今日はお休みで、と言われる。いやでも返品期日が迫っていて、どうするか早く決めたいんだ、と更に訴えると、じゃあその下の人に交渉しろと言われる。ので、出かけていくと、この人がえらく理解を示してくれて、損失部分を返品手数料扱いで研究費から出すことについて、財務担当部門に交渉して、オッケーを引き出してくれた。おおお。これで私の研究費は摩耗するものの、私費弁償というブラックな事態は避けられたのであるよ。良かった良かった。いや、正直、もう面倒だから数万円払ってすべて忘れちゃおうかって考えが頭をよぎったのだが、やっぱそれ変だよね。つうことで気持ちが良くなった。しかし事務も、誰に話すかで結果が変わってしまうというのはいかがなものであろうか。で、アマゾンというともう一件、配達業者が荷物を床に叩きつけた件では、傷ついた本が私のものになった上に更に新品が送られてくることになった。いらんねんけど、まあ自宅と研究室と一冊ずつ置いておくか図鑑だし、と思った。夜「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」をシネコンで。物理帝国主義の敗北、という話。弱い戦国自衛隊、という話でもある。いや、ちゃんと作られてるしそこそこ面白いんだけど、なんか演出が重たいんだよなあ、って見ている時ずっと思ってたんだけど、エンドロールで監督がジェームズ・マンゴールドだとわかって納得。いかにも彼の作る色が出てるよこの作品には、と思った。いやしかし、ハリソン君を見ているのは辛いものがありました。よぼよぼの老人の裸もそうだし、時々歩くのも覚束なさそうに見えるところもあって、もうこういう懐古趣味の企画はやめろよ、と思ったよ。よく見ると、インディが担当するアクション部分はとても少なくて、捕まってアワアワしているシーンが多いんだけど、それならなおさらこういう企画はやめておくべきだと思ったよ。こちらも敬意を表して見に行くんだけど、でもねえ。