海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

授業最終週に突入

3時間目久々に「教養入門」。最後の講義日ということで、後半担当の先生と二人で出ていって受講生に半年のまとめレポートを時間中に書いてもらって、できた人から提出して帰って良い事にした。で、あと15分ほどで終わりで、まだ2割ほどの学生が残って一生懸命鉛筆を走らせているときに、後ろの方で座って、何を書くでもない一団の学生が大きな声で喋りだしたので「君たち、もう書き終わったのなら提出して出てください」と注意した。すると、向こうは何も反応がない。何も反応がなくても、気まずい雰囲気のためにディスコミュニケーションが起こっている事だけは理解できるのが、人間のえらいところである。ということで「はて?なぜ彼らには私の言っている事が通じないのだろう?」とよくよく観察してみて、はたと気が付く。彼らは、4時間目の受講生じゃないか!

で、もっとよく見てみると、後ろの扉から何人かの学生が中に入ってきて、空いている席を物色しているところである。何考えてんねん!と思って「あー、まだ3時間目が終わっていないので、4時間目の受講生は部屋に入らないでくださいねー」と声を張り上げる。だって、まだレポート書いている人もたくさんいるんだよ。彼らには見えていないのかしらん。その後も入ってこようとする学生は後を絶たず、その後何回か声を出さなきゃいけなくってガックリ疲労する。

それはともかく、今日で金曜日の授業は終了である。5時間目の講義のこと、用意していたネタが全て終了した時に、まだ40分ほど時間があまったので、折角だからとネットに繋いで動物行動の映像データベースでこれまでの授業に関係ありそうな動画を次々と見せるということをやってみた。ダウンロードもスムーズに進んで快調であった。一度くらいは、講義のツマに動画を見せるのではなく、動画をサカナにして関係するトピックを話すという授業を半期くらいやってみるのも面白いかもしれない。