海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

一羽でも二羽

以前から私が神戸に行ったりU丸さんがこちらに来たりして二人で相談しながら書いていた原稿、今日はiChatを使いながら作ってみようかという話になった。グループワークってやつ?それはともかく、これができるなら旅費も移動の時間も要らないわね。で、試してみたら意外とできるもんだ。この調子なら残りの原稿もすぐできるだろう。ついでにリジェクトの事について愚痴ってみた。さらにスイスのクモ屋の友人にも愚痴ってみたら気持ちがすっきりした。持つべきものは何とやらだ。


で、今日の動物行動の映像データベースの新着は、かのScienceにも載ったT中さんのジュウイチの寄主操作の研究に関連する映像。この鳥は托卵鳥なのだけど、ヒナの翼の内側に黄色い部分がある。で、ヒナは托卵された巣で寄主の鳥に対してこの黄色い部分を見せつけて餌をねだるという。で、どうも寄主はその黄色い部分をヒナの口だと誤認識するらしく、つまり一羽分のヒナを二羽と勘違いするらしく、多めに餌を運んでくるのだとか。で、ヒナが黄色い部分を寄主に見せつけているところと、寄主が間違ってその部分に餌を押し込もうとするところの2編の映像が登録された。これを初めて学会で見たときは感動したものだったなあ。その後ユバスキュラでも見て再び感動した。強烈に面白いから皆さんも是非(ちょっとファイルサイズは重めだけど)。


明日は日本の高等教育を支える国家的事業ということで、夕方大学を追い出される。そう言えば明日は、ここのところ同業者が三人集まると必ずその話題になるという、恐怖のリスニング試験である。何が怖いかと言うと現場でのトラブルなのだが、私はローテーションのおかげで今年はお役目なし。大変に幸運である。雪も降ると言う予報だしね。


米国産牛肉:中川農相 危険部位混入で輸入を全面的に停止
脊柱の混ざった牛肉が見つかったらしい。向こうさんの何とも杜撰な、こっちの消費者の事なんて一ミリも考えていないようなやり方にぼう然とするが、でもおかげでまた輸入が止るのだから、むしろありがたいのかもしれない。


昨日のヨメサンは、12時就寝の8時起床。