海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

みんながんばれよ

というわけで、今日から旅ガラス。まずは長崎に。前任校で卒業式があって、今年は私の知っている最後の学年が卒業で、この年の人たちとは特別仲がよかったこともあり、謝恩会に呼んでもらったのである。とはいえ、そのためにわざわざ出かけていく私も酔狂だ。そもそも、呼ばれたとはいえ、彼らとは一年しかつきあいの無かった私が先生面して謝恩会にでるのは、良く考えてみれば気が引ける。でも、私にしては珍しく、お祝いしたい気持ちの方が勝ったようである。実を言うと、謝恩会なるものは教員生活七年目にして初体験だったりする。

で、機上の人になるわけだが、九州は雨模様で、やっとこさ雲の下に抜けたと思ったら、もう諌早上空というフライトだった。そう言えば長崎は雲の低さよ。しかし、ということは雨雲の中を飛ぶ時間が長かったと言う事で、揺れたのなんのって。ボンバルディアでない事だけが心の支えだったあるね。

市内について、遅めのお昼を食べようと、浜の町をうろうろしてラーメンを。ああ、トンコツだ。トンコツは魚の味がしないものなのだ。というわけで、長崎に住んでた時はそんなに美味しい店だと思ってなかったはずだが、気が付くとスープを飲み干していた私。

宿で少し時間を潰して会場へ。行ってみると、何でもなかったかのように輪の中に入れてもらえてホッとする。ご無沙汰している、かっての同僚諸氏に挨拶して、卒業生たちに「これからどうするの?」とか聞いて回る。そしたら起業して既に社長、とか歌手になる、とかいて目を丸くする。東京に出てくる人も多い。私的には十分お祝いを言って回った気持ちになったので満足して二次会に。カパカパ水割りを飲んでヘロヘロになり途中で帰ったのだが、心配して宿まで送ってくれたがちゃぴんに「卒業でみんなとお別れだけどね、別れたってその気になればいつでも会えるんだから寂しく思う事は無いんだよー。考えてみれば私だって三年前にお別れしてるのに、ほれご覧、今ここにこの通り」てな、わけのわからない事を訴えていたような記憶がある。