海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

eyes on me

式地獄も今日で終り、というか今日が本番。卒業式だ。簡略化して挙行するわけで、まあそれは理解できる。けど、またオレは略礼服を装備しなきゃならないわけよ。で、10時からなので9時半頃から、そろそろ着替えなきゃなあ、と思っていると卒業生が現れ、写真を撮りたい、という。そりゃそうだ。卒業式後のパーティーは当然やらないので、教員と話すのはこのタイミングになるわな。よそだと卒業生が示し合わせて集まって教員も交えてオメデトーみたいなことをするところもあるみたいだが、そういう団結心からもっとも遠くにいるのが私で、私のところの卒業生もそんな団結心が育たないわけで、話したい人が個々に部屋にやって来るという寸法だ。私はそれで良いと思う。みんながみんな教員と別れを惜しみたいわけでもあるまい。つうことで、予定より早く着替えて写真を撮って、それから式。簡略化で45分で終るという話だったのに、一時間もかかったじゃんか。ひたすら忍耐である。で、終って、午後もあるのですよ。会場に入りきれないので学部をわけて午前と午後で二回式をやるのだな。つうことで、配給されたお弁当を食べて、キビいなあと思っているとまた別の卒業生がやってくる。写真撮影。先生前にいましたね、と言われる。そりゃ学部長だからさあお役目で、と答えると、先生が1番つまらなそうに座ってましたよ、と突っ込まれる。え?どこでそう思うの?バレてるのヤバイじゃん、と聞くと、姿勢だとの答え。ずっとうつむいてはったから、だって。この指摘はその通りで、心を空にしているときに視線のやり場としては足先が適当だよねえ、と思うわけよ。遠いところをみようとするとある程度意識を保ってなきゃいけないと思いませんか?私はそうだ。つうことで、午後の会では心を完全に空にせずに遠くを見るよう心がけた。で、博士号の授与式にも出て終ったのは16時。あー、やっと終った。辛かった。これで4月の入学式まで略礼服着なくてすむぞ。