海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

夏は素麺

長崎にいた頃は、一年生を連れた研修旅行があったのだけど、東京に来てからはこれまでその手の事とは無縁でやって来れたのである。しかし、今年はついに捕捉されてしまい、大学セミナーハウスと言うところで行われる、勉強会合宿というのに参加する事になった。なんでも学生が選んできた映像素材を見ては、それに関する社会的問題について議論するらしい。長崎時代のは完全な観光旅行だったものだが、こちらはたいそう真面目である。で、私にも学生に交じって議論せよとのお達し。いやー極めて不真面目な教員であるところの私に社会的問題について議論せよと言われても、きっと突飛一番な発言を繰り返すばかりで進行の邪魔にしかならないと思うのであります。

で、たまたま会場がゴミグモを採っているフィールドと大学の中間点くらいにあるので、先週から孵化し続けている数百個体の子グモと実験が終わった親グモを帰しに行ってから、おっかなびっくり会場に向かうわけだ。集合は夕方で、晩ご飯を食べてからが勉強会。うわー何見せられるんだろうどきどきと思っていたら、いきなりスクリーンにはワーナーブラザースのロゴ。?と思っていると金髪のウェズリー・スナイプスが現れた。こ、こ、これはデモリションマン!どういう事かと思って隣に座っていた同僚先生に尋ねてみると、どうも管理社会についての議論の前振りということらしい。他にもそういう作品はあるだろうに、よりによってスタローンかい!と突っ込みたくなったけれども、この作品は割と好きなので、若き日のサンドラ・ブロックとか見て楽しむ。一部だけだったのが残念。で、次には雨宮処凛夜回り先生のビデオ。で、結局学生たちに混じるのではなく、同僚先生たちと雑談という事でお茶を濁させてもらう。夜回り先生って初めて見たけど、良い声だなあ、とかそういうアホ話。一方、学生はその様子をビデオで撮っていた。一体何に使おうというのか。

で、一渡り終わった夜の10時頃から、宴会である。私はユニクロで買った伝統企業コラボTシャツであるところの島原素麺Tシャツで受けをとって回った。あとツイスターを持ってきた学生がいて、まさかこの年になってこんな事をやらされるとは。。。ともかく、この仕事をしていると学生気分に常に接する事が出来て気持ちが老け込まないのは良いところだと思うけれども、4時過ぎまで騒ぎに付き合う必要は無い>オレ