海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ツユクサエフェメラル

というわけで、二時間ほど寝てから待ち合わせの宝塚駅へ。U丸さんと学生さん二人と合流し、二手に分かれて調査地をまわり、ツユクサのおしべと種を採り、訪花昆虫の様子を観察するという手順。3日で10カ所ほどの調査地を片づける予定なので、今日は4カ所できればいいな、という。でもまあ、とりあえず最初は意思統一のために一カ所で作業をしてみようと、中山近くの調査地へ。そしたらほとんど咲いてない!げげ、これはまずいということで急遽予定を変更して、今回最低限これだけはやっておきたいという種の採取と、各調査地の状態サーベイのため、宝塚側と梅田側から順番にすべてを見てまわって、伊丹あたりで合流しようと言う。じゃんけんに負けた私と学生さんは梅田側。結果、花が咲いていたのは梅田だけで、大阪市内の他一カ所と尼崎二カ所は花のかけらもない。仕方がないので種だけ採って、「私もU丸さんも、これまで見てたところは10月くらいまで咲いてたんだけどねえ」と言い訳にもならないことを学生さんに訴えてみる。「都会だと季節性が違うのかねえ?」などと思いつきのようなことを言う私。「都市部だと側溝とかから生えていたりすることが多くて、水が安定しなくって、夏になると枯れてしまうってことかもしれませんよ」と返される。言われてみれば、全くその通り。で、宝塚隊と合流してみると、そちらも同じような結果とのこと。一方、種は順調に採れたわけで、一日目の終わりにして、可能な調査項目がなくなってしまうという事態に。まあ自然には逆らえないので、これにて終了。帰って泥のように眠る。