海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

そうめん回し

丸々二日間遊びまわったので今日はデータ取り。このデータは直射日光がある日でないと使い物にならないのであるけれども、朝起きてみたら厚い雲が窓から見える。ここしばらく天気予報をチェックしていなかったので気がつかなかったのだけど、どうやら前線が停滞している様子。しかもこれからしばらく天気が悪いとか。がーん!ツユクサに続いてクモでもボウズで帰るのかあと暗澹たる気持ちになるも、そうは言っていられないのでとりあえず稲佐山に登ってみる。すると西のほうから雲の切れ目が拡がってきて、気がつくと何とかデータが取れそうな天気に回復する。さすが稲佐山は私を裏切らないと思って調査開始。ギンナガがもう終わりかけていて、幼体がちらほら出始めていた。去年の今頃はまだ成体しかいなく数もたくさんだったわけで、今年は長崎も暑かったそうで、季節が少し早まっているのかもしれない。過去にギンナガスポットは二つあったのだけど、去年その一つからギンナガが一匹もいなくなっていた。で、今年はどうかと思って見てみると、一個体だけ発見することができたけれど、どうもここは今後使えないということで確定っぽい。とほほ。

ところで、夏は素麺である、と私は何度も何度も主張してきたわけだが、いよいよ夏も終わりの気配。稲佐山のデータ取りは13時半には終わり、例によって干物状態だったので、ここは一つ夏を惜しんで九州名物そうめん流しにアタックすべしということになった。これはテーブルの上におかれた大きな金だらいのようなものの中で水がぐるぐる回っていて、そこに素麺を流し込み、すくって食べるというもの。洗濯機の中に素麺を放り込んだらこんな風かもしれない。竹の樋を重力にしたがって落ちてくる風流さとはチト違う。まあとにかく、こういう風にして食べさせる店があることを知ったのは東京に来てから。以来「なぜ長崎時代に食べなかったのか」とずっと心残りだったのである。って、今回そればっかり。で、ネットで調べて以前の勤務校から車で10分ほどのところに有名な店があることがわかったので行ってきた。で、奇矯な食べ方を楽しむただのアミューズメント系食事かと思っていたのが、実はとってもおいしいことがわかった。もっと利用しておけばよかったよ。

夕方外海で夕日を見れないかと出かけたのだけど、厚い雲に阻まれて失敗。失意の夜は中華街で皿うどんを食す。いつも贔屓にしているお店が中華街にあって、実は昨日も使ったのだけど、美味しいので今日も行くことにした。ところが20時ごろ着いてみると、お客が一人もいない。我が家的には中華街ナンバーワンの美味しさということで意見の一致を見ているのに、こんなことでは困る。ということで、お店の名前を書いて宣伝しておこう。長崎に来たときには宝来軒でちゃんぽんということでみなさんよろしく。