海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

風呂半月分

朝食は和食中心のバイキング。さらに席には炭火が起こしてあって、生魚とか卵とか焼いて食べられる。ううむ極楽。いや、極楽ツアーではなかった。湯治が目的なのだから湯につからなきゃならん。ということで混浴露天のすずめの湯に。朝からじいさんばあさんの社交場になっていた。声の大きなじいさんの政治評論を拝聴しつつ、保守王国熊本でも反自民感情が高まっていることを実感。ともかく、私より先にいたそのじいさんがあがるまで浸かっていようと思っていたら二時間も出て来れなかった。

上がってきたらすっかり昼なので、南阿蘇方面にだご汁を食べに。さすがにすぐにまた風呂に入ったら湯あたりしそうだと思ったので、高千穂までドライブ。渓谷と閉鎖中の駅を見た。

帰ってくると5時。1時間半ほど湯に浸かって、夕食。いろりでヤマメ、イノシシ、鴨、スズメ、ウズラなど焼いて食べる。むかご飯も美味い。ヤマメはさっきまで水槽で泳いでいたようでピクピクしていた。生きながら串に刺されて焼かれるのはどういう気持ちだろうか?と思ったが、イカよりは知能が低そうだからまあいいか(←ほんとか?)

食後、布団でごろんとしていると、Mぺさんが寝てしまったので一人で風呂へ。夜は空いていてゆっくりできるなあと再び二時間。つまり都合5時間半入ったわけ。ここの風呂は入ると何日も硫黄の匂いがとれないものだけど、今日はなぜだか酸っぱいというかすえた匂いがした。ひょっとしてデトックス効果?

まるで遊んでばかりの様であるが、Mぺさんとくだらない話をしているだけではない。central place foragerのナワバリの形に捕食者が与える影響を理論的に解明する可能性についての議論も行っていたのである。なんせ時間だけはたっぷりある。もちろん目の覚めるような結論に達した訳ではないが、とりあえずMぺさんに問題の所在だけは認識してもらえた。そのうち何か考えてくれるに違いない。そういえば4年前にもMぺさんと温泉に行って議論をしていて、それがこないだinitial acceptになったのであった。