海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

我が家でも

数日前から信楽生まれのメスのイシガメであるところのシガボンの様子がおかしかった。餌を与えても見向きもせず、妙にそわそわと辺りを見回し、窓のサッシと網戸の間にゴジゴジ入り込もうとしたり。これは産気づいたのであるな。で、我が家でも土を用意しようどうしようといっている間に、今朝5個の無精卵がベランダに散乱していたと言う。そのうち二つは割れて黄身が出ていた。少し物悲しい。

今日で前期の大教室の講義は終了。後は明日のゼミ二コマを残すのみ。でも、こんな風に他所様より早く講義が終わるのも今年まで。来年からは半期の授業回数が2週分増加になるらしい。最近の半期15回講義せよ圧力に、とうとうウチも屈するそうだ。ああ、いよいよ研究する時間が無くなっていく。この問題について言いたい事はいろいろあるが、とりあえず、大学の中の人までが、なぜ今二週分増やす事が必要なのか(圧力があるからと言う理由ではなく)を議論する事なく、単に「決められた事なんだから文句言わずにやれ」と言う趣旨の発言をするのは、自らの寄って立つ所に極めて無自覚である事を露呈させるだけだから止めた方が良い、と言いたい。

夕方から、教養担当教員がお互いの研究の事を話しあうサロン的集まりに出る。「日本の童貞」について。それじゃあなんのことかわからないな。男性のセクシュアリティと反恋愛至上主義について。これでもわからんか。まあいいや。ともかく、あのね、こういう事や一昨日の講演会のような事が、私たちが一生懸命やらなきゃいけない仕事だと思うのよ。今日の会は教員のみ参加だったけど、学生も聴けるようにしていけば、それが本当の意味の大学での教育に繋がっていくと思うのよ。回数なんて本質じゃない。もう一回言うけど、回数なんて本質じゃない。