海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オレ仕様

来月初めに某所で集中講義なので準備を始める。これまでやった集中講義と違って今回は先方に同分野の教員がいるので、自分の専門と密接に関係する話に集中できるという私的には希有なケース。一般的な話は既にされているはずだからね。しかし常勤の職を得て早11年。教養教員としては、これまで自分の研究の話を学生に話す機会が無くって、今回が初めてのケースだ。と言う事で、材料自体はあるけど組み立ては一からやらなきゃならないという。でもやってみると、ちみちみした結果の数々を位置づけ直す事のできる良い機会だと言う事がわかる。やっぱり人に教えるのが一番の学び。

しかし作っていると、自分で自分に酔ってくるわけよ。なんだいこれは面白い話じゃないかって。なんせ自分の知りたい事を知ろうとしてやっている研究結果が次から次へと出てくるんだから、それを面白いと思えなかったらウソだ。そう考えると自分はただのオメデタイやつなわけだけど、それは置いておくとして、主観的にはこの話を一回だけするなんてもったいないわけで(準備にもそれ相応の手間がかかるし)、15回分の講義でよければどこへでも話にいかせてもらいますぜって気持ち。