海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

モテの残り香

先月はモテ期でどうしようかと思ったけれど、まだその続きがあって、今日は職場のセミナーで研究の話をする。職場と言っても教養組織なので、オーディエンスは文系中心の他分野の人ばかり。なのでそっち方面に思いっきり振った立ち位置から話をする。実験とか解析のディテールは全てオミットで、理系的においしいところはすっ飛ばす。受けたかどうかはわからない。私的には他分野の話でも知らない事を聞くのは楽しいので、今日のオーディエンスもそう思ってくれれば幸いだなあと。で、すっ飛ばしたディテールについての質問を数少ない理系教員から受けて、それが解析改善のためのヒントになったりして、私も得をしたのであった。

雑多な人が集まる教養組織だけど、研究の話を共有する機会は重要だと思う。惜しむらくは、今回のが移る直前だったことだな。

夜は、送別会を開いてもらう。この間も職場の飲み会があったはずなのにどうしてか?というと、ウチの大学にはいろんなレイヤーがあって、その各層で会が開かれるからであるな。学生も会を催してくれたりして、全部数えると大学関係だけで7回!モテているのか?で、今週がそのピークで、3回が集中する、その1回目。種々あるレイヤーの中で教養組織はこの大学に勤めているところの私の本分で、私自身は教養教育は極めて大事だと思っており、かつ、ここの人間関係には恵まれていたので、離れる事については正直少し惜しい気持ちがある。と言う事で、「自分は組織に対する帰属意識が無い人間で、だからこそ今回大学を移る事になったわけだけれど、帰属意識がないと言う事は、今と移った後では物理的な距離以外に何も変わりはないと考えると言う事。つまり今後もここの教養教育の一員のつもりであります」と言うような話をする。いや、リップサービスとかじゃなくって、私的には、ここでの7年間で私の中に胚胎した事を、他のところに蒔きに行くような気持ちがあるのですよ。いつまでも同じところで蒔いていても拡がりにならないでしょ(←だから組織に対する帰属意識はないんだってば)。