海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

俄評論家

私も大学で禄を食むものの一人。少しくらい昨今話題のニュースに意見をしてもバチは当たるまい。いや、事件に対するいろんな人のコメントの中で「情報技術が進んだ現在では、問題に対する答えを早く見つけてくる技術が重要で、これまでのスタンドアローンの知識を問われる形式の試験など時代遅れだ」という趣旨のものがいくつもみられたのだが、これに対して強烈な違和感を持ったと言う事が言いたい。こういう事を言う人は、既に答えは誰かが出している、と言う事を前提としているのであって、口汚く罵るならばそれは典型的な受験勉強脳であろうという。みんなが人の答えを右から左に持ってくるだけしかしなくなったら、誰が新しい答えを作るんやっちゅうねん。

それはともかく今回の事件は、学歴のシグナリング効果が強過ぎるがゆえの帰結なのかと思ったりする。青臭く言わせてもらえれば、実質を見ようよ実質を、ってことか。