海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

アメル

今日はこの大学で行う最後の講義。少人数授業はまだ残っているけれども、大教室で大勢を前に一人でしゃべるのは今日で終わりだ。教養教員の意識としてはこちらが本業に思うので、一つの節目だといえよう。前にいた大学での最後の講義の時は、まだ学生には内緒にしていた時期のことなので、心の中で密かにビバ・ラ・フランスと呟いただけだったけど、今回はもうだいぶん前にオープンにしていると言う事で、予定の話を全て終わらせたところで「実はこれがこの大学での最後の講義で、」と切り出してみた。すると聞く側の雰囲気がさっと変わって、ちょっと面白かったのであるよ。こう言うのには敏感に反応するのね。で、「どうもありがとうございました」って言ってみたけれども、学生には関係なかったよね。それにしても数えてみたら、この7年間で560回ほども大教室での講義をしていた事になるわけで、そう思うと一仕事だったなあと感慨深かったりする。