海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

何とかも使いよう

二日目。教室に入ると、学生は三人しかいなかった。。。どうしたものかと思っていると、ボチボチと集まってきて、最終的には11人。まあ、こんなものならいいか。

で、再調整の甲斐あって、今日は昨日よりもグッと手応えが感じられた。一番反応が良かったのは、勝ち癖負け癖の話と魚の性転換の話。少し恐れていたESSの話も、予想以上にすんなりと通った。ひょっとしてこれなら本務校でも話せるんじゃないか?

内容の調整もさる事ながら、今日は意識的に話を脱線させる事数度、これが受講生との距離を縮める効果があって、少人数のクラスではその効果たるや抜群。フロアからの反応が多くなって、とってもやりやすくなった。

あからさまな雑談を講義でするのは何となく抵抗があって、今までは内容と全く関係ない話を講義中にした事はなかったのだな。でも昨日の失敗の一因は、6時間ぶっ通しで真面目な話ばかり聞かせたことにあるのじゃないかと思って、わざと「イヤこれは雑談なんですけどね」とか言いながら、御影のレストランの話とか、映画の話とかしてみたのだな。何事もいやがらずに使ってみればよいのだ、と勉強になった。

夕方6時頃、15-20メートルほどの幅の川にかかる橋を渡っていると、目の下にヒラヒラと飛ぶものがいる。ジャコウアゲハか?と思ったけれど、少し大きいしフォルムが違う。はて?とよく見ると、羽に骨が入っているじゃないか。コウモリだ!下流から上流に向かって吹く強い風に乗って羽を大きく拡げ、緩やかに羽ばたくだけでほぼ同じところに留まり、たまに急降下したりしている。コウモリの飛ぶところと言うと、薄暮のころバタバタと慌ただしく羽ばたいている姿しか見た事がないので、ビックリして、ついつい10分ほど見続けた。