海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

言ってみただけ

昨日の午後からぶーちんが発熱である。で、日も変わって丑三つ時も近い頃。熱くて寝られないのかぶーちんがヒーヒー泣く。すかさずヨメサン「頓服を盛っていいかしら?」

薬剤師の娘であるところのヨメサンは薬使用の閾値が極めて低い。熱があるのにはそれ相応の理屈があるのだから、よっぽどへばらない限り力で押さえ込まず燃やさせておこうと考える私と軋轢の生じるところだ。「だって、眠れないと体力消耗するわよ」

眠れないといっても、子供の事。単に機嫌が悪くて泣いていて、泣くもんだから寝られないだけかもしれない。ポイントは、これが単なる発熱であって、他に怖い症状が出てないかどうかを確かめること。そこで、

ぶ「ひー、ひー、ひー」
私「ぶーちん、ぶーちん、お父さんの言う事聞こえる?」
ぶ「ひー、ひー」
私「聞こえたら、返事しなさいね」
泣きながらコクコクするぶーちん
私「どこか痛いところある?」
ふたたびコクコクするぶーちん。しかし、これくらいでは慌てない。私も多少の心得があるのだ。
私「どこが痛いのか言ってごらん」
ぶ「いたいー」
私「だから、どこが痛いの?」
はて?と首をひねるぶーちん。

かくしてどこも痛くない事が知れ、問答する事で冷静さが戻るのか泣きやみさえするぶーちん。頓服排除計画これにて終了。後はすーすー寝てしまう。

そして午後には熱も引いたらしく、ウチに帰った時はケロッとお絵書きしていた。