海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ラストカースタンディング

さすがに今日はマスク姿が増えたキャンパスである。

人の通る場所でビデオ撮影をしているもので、最近はいろんな人に「何をやっているのか?」と問われるのだ。で、「クモの体の色の違いとか網の形が捕食成功に与える影響のデータが欲しくて、いろんな色のクモ・いろんな形の網を置いてビデオ観察している」と説明すると、一様に皆「なんて地味な作業を」と驚いてくれる。動物の行動を調べてますって言うと、ファーブルとかアッテンボローとかそういうイメージなんだろうけれども、実際はもうひたすら忍耐忍耐また忍耐なのですよ。よっぽど好きか変わり者でないとできないのよ、と言う事を軽い気持ちでゼミを受講する学生に訴えたい。

今日も忙しかったのだけれども、昨日のように暗くなるまで息もつけないほどではなく、三時過ぎには一息つけたので良い感じ。その勢いに任せて夜は映画に行ってみた。「レッドクリフ PartII −未来への最終決戦−」。茶あ飲んでる場合やあらへん、という話。いや、とっちらかった作品だった。

それはともかく、私の常用するシネコンは駅前にあって、場所のない駅前だから駐車場はタワー式。映画が終わって車を出してもらうのに数分待つのが、いやったいたらありゃしない。そんな今日は、帰りに駐車場に来てみると、既に出庫待ちが二台の表示。ああこれは5分くらい待たなきゃと思いつつ係の人に駐車券を渡しても、一向に出庫の処理(駐車券を管理機械に通す)をしてくれないのである。ますます帰るのが遅れるやんか、はよしてよー、と内心思っていたら、なぜか二台目に私の車が出てきた。え?出庫処理してないのにどうして?と考えて、どうやら私のが最後の一台で、駐車券を待たずに出してくれていたらしいことに気づく。そうすれば係の人も早く帰れるしね。ともかく、おかげで逆にいつもより待ち時間が短かったと言う。小市民的にはとっても得した気持ち。