海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

円網性のクモに刺激を与えて、造網行動にどんな影響が出るかを見るために、まず何もない状態で網を張らせて、しかる後に操作を加えて反応を見ている。というのは造網行動の個体差が大きいので個体ごとのベースラインを最初に測ってやらないと解析がわやくちゃになるからだ。で、それはいいのだけど、これを実験室でやろうとするとちょっと問題がある。それは、野外だったら網と言うのは餌がかかったり落ち葉が当たったりで一日経つとボロボロになるものなのだけど、室内だとそういうイベントが起らないのでほとんど壊れない。で、壊れないとクモはなかなか網を張り替えてくれないので、データを取るために必要な二回の造網が終わるまでえらい時間がかかるのだ。で、気の短い私としてはそんなに待っていられないので、網がボロボロになるのを室内でシミュレートするわけだが、そのときにつかうのがハンダゴテ。これで糸を適当に焼いて網を壊してやるわけだ。ハイこれ今日のTipsね。でもね、とっちらかった作業台の上でハンダゴテを扱うと、うっかり足の上に落としそうになるから注意。