海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

気分はトレーシー一家

石橋をたたいた結果の今日の採集。稲佐山に行ってみるとツツジの一部に剪定が入っていて、昨日見つけていた個体の一部がいなくなっていた!それでも所定の数を越えて採集でき、ホッとして帰りのバス停で待っていると、採集地の方から禍々しいチェーンソーの音が。これって間一髪だったのかも。いつもクモを採る時は、今から東京くんだりまで拉致する事に若干の心苦しさを感じているのだけれども、今年に限って言えば救い出してやったのかもしれないわけで、罪の意識も薄らぐってものだ。

で、お昼に銅座の「こじま」で角煮定食を食べて空港に。なぜか今回セキュリティーがうるさく、クモの入ったケースをX線じゃなく目視で通してもらえるようお願いしたら、航空会社の人まで出てきて、サンプル瓶の一つ一つを確認するまで許してもらえなかった。これまでは透明のケースの外からざっと見ただけで通してくれていたものだけれど。加えてボディーチェックも厳重で、靴ひもの留め金に反応したので、靴を脱がされてX線にかけられたと言う。こんなに厳しかったのは初めてだけど、何かあったのだろうか?

やっこら帰ってきてから、研究室に出かけ、採ってきたクモの体重測定。毎年同じ場所で採集してはデータを採って現地に返しているわけで、ひょっとしたら何世代にもわたって東京と往復しているクモもあったりするのかしら?と思ったり。

その後学生に誘われていた飲み会へ。さすがにしんどいし明日は一時間目から講義なので途中で抜けて帰ってくる。