海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

牛歩

9時半にS宮さんと待ち合わせして車で稲佐山に。今回の目標はミナミノシマゴミグモというリゾートな名前のクモを100個体採って網場所の光環境の写真を撮ること。ついでにゴミグモのデータも採れる分とる。で、まあさくさくと仕事は進んで、今日だけで70個体終了。天気予報とかでは暑くなるのが心配されていたけれども、やって見ると意外と涼しかった。日陰だと全く問題なく、むしろ心地よく爽やかと言っても良い。さすがは稲佐山。ここで虫を見ていると浮世の憂さを忘れます。ところで、写真を撮る時についでに方角も調べるのだけれど、ガードレールの脇に張った網を調べる時に磁石が変な方向を向くことに気がついていろいろやってみると、ガードレールが磁気を帯びているように思えたのだけど、そんなことってあるんだろうか。古いガードレールなんだけど。と言うことで、5時までずっと山をウロウロ。写真撮影では妙なポーズを強いられる事が多く、暑くはなかったとは言えくたびれました。それから6−7時間動き続けたのに、万歩計が2kmしか記録していないのは損した感じ。探しながらなのでゆっくりしか動かないので、記録に残らないっぽい。という事でホテルに戻ってS宮さんにお土産のギンメッキオスを渡し、いったん別れてシャワーを浴び、19時に浜の町でS宮さんと再合流しビール飲んで魚食べる。へろへろになって、でも歩数が今日のノルマに足らないので、1kmほど離れた駅のホテルに歩いて帰るわけだ。で、ぼんやりしてたもので、知らない裏道に入り込んで、あれー?とか思いながらも適当に歩いていたら帰り着けたのは、4年も住んでた甲斐もあったというものだ。とか思って、そうか4年も住んでたんだ、と今さらながら驚くわけ。そんなに長いこと住んでたのに、今は別の場所で平気で暮らしてるのって本当に不思議。今の場所を基準にして逆に言うと、 よくそんなに長いこと住んでたなあって。一人じゃなかったからできたことでありましょうな。という事で、遠回りもしたので今日のノルマも無事達成し、気持ちよく床につくわけ。