海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ルンバから花火への道のり

3週間前の嘔吐下痢の敵を討つべし。この週末も白馬乗鞍だ。前回ヨメサンに半分運転してもらったら、それがとても楽だったのに味をしめて、今回もお願いするべく、交代のため境川PAに入るわけだ。私は高速のSA・PAでは熱いコーヒーを飲むのを習慣としていて、どうせなら淹れたての自販機から買いたい。で、最近中央道ではたいがい「コーヒー・ルンバ」のメロディを奏でる機械があるのである。もう高速=コーヒー=ルンバの黄金の三角地帯が私の脳内にはできているわけ。

ところが、この境川PAにはコンビニが併設されていて、その代わりに自販機がほとんどない!そこに、これまたルンバを聴きたい上の子が「コーヒー買わないの?」と追い込みをかける。うううと自販機を探すと一台だけあった!でも、いつもの機械と違う!!三角崩壊!!!

で、しょぼんとしてそれでもコーヒーは飲もうとお金を入れてボタンを押すと、いつもと勝手の違うせいでアイスコーヒーを注文してしまった。この寒いのに!!

旅の最初において、こういうどんくさい事をしてしまった日と言うのは、一日何と無く上手く行かなくなる事が多いものである。少なくとも私の経験則としてはそうだ。折角敵を討ちに来たはずなのに、返り討たれるのか私は?

とか何とか言いながらゲレンデに着いたのは11時ごろ。よく考えれば飛び石連休のまっただ中じゃないか。いつもガラガラのホテルの駐車場もびっちり。少し離れた場所に停めなきゃならなかった。で、午後券で滑る事にしてまずは、こないだ食べて美味しかったファミリーゲレンデ横のゼフィールで昼食。素敵と思った事はリピートしないと気が済まない性分なのよ。そうして滑り始めると、セッケイカワゲラを発見。なんか知らんがこれは幸先が良い(もう午後も一時近いが)。コーヒーのミスを帳消しにできるかも。

4時まで滑って白馬アルプスホテルにチェックイン。なぜだか広いスィートに通されてホクホクのヨメサン。オレはもうここに住みたい、と言いだすので、「もし今私が家族を捨てて、蓄えを使ってホテル暮らしを始めたらどうなるだろう?」と夢想する。結論としては、それにはまだあと15年ほど働かなきゃいけなさそうだという。

晩ご飯を食べて、今夜は宿泊者向け花火サービスが21時からあるというので、色々着こんでゲレンデに。結構ちゃんとした花火で、しかもほぼ真下で見る事ができて、大満足。大きく開く玉だと、小玉が見ているこっちにまで届くんじゃないかと思えるほどだった。素晴らしい経験というのはこのことだ。それにしても、20年以上スキーに来ているけど、ゲレンデで花火を見たのはこれで2度目。そういえば一度目の時は直後にもらい事故をしたのであった。今回帰りに気をつけなければ。