海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ゲレンデのカモシカ

朝起きて遠くゲレンデを眺めていると、ブッシュの間に見える小さな黒点が、その位置と形状を変えて行くではないか。あれはカモシカに違いない。しかも2頭いる。ヨメサン子供と、黒点を観賞する。そういえば大昔にも一度ゴンドラからカモシカがたたずむのを見た事があって、あれは五竜だったか八方だったか野沢だったか。昨夜のゲレンデの花火に続いて、20年以上のスキー場通いで二度目である。

で、滑り始めるわけだが、だいぶんと子供も上達してきた事だし、いつまでも初心者コースでもあるまいと、ホテル正面ゲレンデの上半分、最大斜度30度のラビットコースにチャレンジしてみた。で、リフトに乗っている時、ぶーちんに「朝のカモシカがまた出てきたら良いねえ。見逃さないようにちゃんと周りを見てないとねえ」と話していると、なんだかゲレンデをはさんだ向こう側の山の斜面に足の生えたような形の黒い染みが見える。いやまさかそんなはずはないと目を凝らしているとリフトの移動に伴って形が変わっているような気がする。ということで、リフトから下りてヨメサンに訴え、急斜面初体験の子供たちを自分も足下が覚束ないヨメサンに託して、確認に向かうと確かにあれはカモシカ。まだまだ遠いとは言え朝方よりはずっと近くに見る事ができて満足。そうこうしているうちに、リフト降り場でのヨメサンとの会話を聞きつけたのか10人ほどのボーダーが寄って来たので「ほらあそこに」と教えてあげる。で、それはよかったのだけれど、その後ぶーちんが初体験の急斜面にべそかきモードに入ったので、おどしたりなだめたりしながら下ろすのが大変だった。

滑り終わってからは若栗温泉に。これまで倉下、みみずく、若栗と来たけれども、いまだヨメサンには満足してもらえず。そして晩ご飯は鉄板の白馬飯店。青椒肉絲の美味たるや。その後3時間半で帰ってくる。