海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

常夏

今日から行動学会で沖縄。考えてみれば沖縄は11年振り。研究対象をクモに変えてからは縁遠くなったからなあ。ということで5時起きで羽田へ。時間的に一番ロスのない便を取れなかったのでこんな事に。機内に入って早速眠りにつき、おかげで飲み物の配給を受けそびれたわけだが、眠りの浅い私ゆえ、二時間半かかる行程を全て眠る事はできず、途中で目が覚めたら、窓から光が差し込んでとても暑い。エアコンもほとんどきいていない様子。これはお客をあらかじめ沖縄の気候に慣れさせようというANAの配慮かと、まだ寝足り無いけどもう寝れない中途半端な頭で考える。いや、そんなことよりのどが乾くわけで、ペットボトルとか持ち込んだらよかったなーとか思っていると、アイスクリームの販売がやってきた。私もうっかり買いたくなったし、実際次々と売れていたので、機内が暑いのは実は販売促進のために違いないとひとりごちる。世知辛い世の中だ(←違う)。

そうこうしているうちに那覇につき、モノレールに始めて乗り、降りた所で京大のTさんと会って、神戸から来られたと聞く。はて?と思ったが、そういえば伊丹沖縄便を減らすという話があったことを思い出す。これかあ。どうして物事を不便な方向に持って行くかな。

てな話をしながらまた一人になり、ホテルに荷物を預けてから、少し時間があるので国際通りでもぶらぶらするかと思っていたけど、雨だったので断念。お昼でも食べるべ、とモノレールの駅の下にある沖縄料理の店に入ってみたら、学会参加者の若い女性がいたのでご一緒させてもらう。お互い顔はわかるけど、これまでちゃんと喋ったことはないという関係の人で、昔の私なら微妙な感じになっていたろう所、今日はそつなく世間話などしながら食事。おいらも成長したよ。食べたのはラー油で味をつけたそばで、これまであまり沖縄そばでおいしいと思ったことはないのだけど、今日のはおいしかった。で、雨も上がったので、さらに世間話をしつつ会場まで歩く。会場では会う人が皆一様に「沖縄は暑い」と第一声を発するのもおかし。

例によって初日は会議で午後を潰し、6時から工学系の人の混じったラウンドテーブルを聞く。工学系の人の中に生き物に対する熱い思いのある人がたくさんいるのは知っているけど、話を聞くといつもすれ違い感を持つのは、私が生き物に求める物が工学系の人とは微妙に違うからなのだろうかね。

終わってから、虫の人、鯨類の人、京大の人の混成グループに混じって飲みに行く。もたついて始まったのが9時頃。沖縄の夜は遅いからねえ。で、二軒ハシゴして宿にたどり着いたのは一時半。バタンキューで寝る。