海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

頻度依存

私の姓は必ずしも多数派なものではないのだけれど、文字の前後をひっくりかえすと極めてポピュラーなものになる。で、今日の会議のとき、そのポピュラーな姓を持つ先生の隣になった。上から読んでも山本山状態だ(←ちょっと違う)。ちなみに私の姓を構成する漢字は字画の少ない単純なもので、どのくらい単純化と言うと垂直軸かつ水平軸に関して線対称であると言う。そして会議資料には、私より遥かに複雑な漢字でできた名前のハンコが。そこで隣の先生「やっぱり難しい字だとハンコがかっこよくなりますねえ」。返して私「私らの字ってスカスカで間が抜けて見えますものねえ」と言ったところでピンと昔の記憶が蘇り「そういえば大昔に、事務に書類を出そうとしたときに捺さなきゃいけないハンコを忘れてた事があって、急いでいたので事務方の机にストックしてあった、先生と同じ名前のハンコを上下逆にして捺した事があるんですよー」。すると隣の先生「そうか!それは良い事を聞いた。私も今度機会があったらやってみよう!」。イヤ先生、これはそちらの名前がポピュラーだからできた事で、私の名前のハンコが事務の机に転がってる事なんて期待できないですよう。

今日はお役目もあって韓国の大学事情と言う講演を聞く。経済的利益で釣って教員を論文生産に駆り立てる仕組みの話。日本の五年後の姿かもしれないと思うと、いつまでこの業界にいて良いものやらと薄皮一枚くらいは考えないでもない。で、そのような状態になるのを食い止められたとしたらどの段階だったか?という質問と、懲罰的授業料と言うのがあると聞くけどそれがどの程度広がっているのか?という質問をしたかったのだけど、お役目的に遠慮して控えていたら、質問時間が無くなってしまった。