海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

労役

というわけで、日本の高等教育を支える国家的大事業のために早起きして大学へ。奈良時代で言うならば、租庸調の庸ということだ。大仏でも作りますか。

しかし、この国家的大事業、全国700を越える会場で、一会場何人くらいの監督がいるか知らないが、仮に少なめに見積もって数十だとしても、全部合わせれば日本中で何万人にもなろうと言う全国に散らばった人間が、秒の単位で統率良く行動するという、こう考えてみると、まさに国家的大事業と言うに相応しい。よくもまあこんな事が実際に遂行できているものだと思うよ。どうでもいいけど、この大学で受験するのは皆女性だった。女子大だから考えてみれば当たり前なのだろうけど、いや全く予想してなかったので、制服の女子高生がぞろぞろ教室に入ってきた時にはたじろいだのであった。

それにしても、私もこの大事業に駆り出される事三度目。慣れてきたかと言うとさにあらず。今年はやり方が変わったようで、なんか毎年毎年手順が複雑になっているような気がするがどうか。どうも全国でミスが頻発しているらしいけれど、いや確かに今回のは難しかったですぞ。あれは責めるなら制度を作った人にすべし。そして初日ということはあの悪名高きリスニングもあるわけだ。いやもうとにかく、試験中は誰も手を上げませんようにと心から祈っているわけだけれど、すべて女性であるところの受験生がしばしば髪をかき上げるしぐさをするものだから、こちらはその度にビクッてなって、精神衛生に大変よろしくない。まあでも結局は何もなかったんだけど。

帰ってきてグッタリ。