海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

フィルタリング

今の職場はこの時期が研究室配属が決まる季節。アウェイにいる私としては、この場所の常識だけ抱えた学生が来てしまうのはお互いの不幸になるので、そのような事態を避けるのが至上命題。文系仕様の学生にはフィールドのデータ取りとか想像の埒外である事も多いわけで、更に、季節の縛りが強くて思い通りにならない事も多く退屈な作業の繰り返しもしばしばあるところのマクロ生物学の卒論は受け手を選ぶのよ。軽い気持ちで選ぶのは決してお勧めしない。けれど、そういう現実を全ての学生が知っているわけでは無い。なので私としては低年次で野外調査のまね事をする授業もやっているんだけど、それを受講してない学生もけっこういるわけ。という事で、私のところを希望する学生には、希望の前に部屋を訪ねてくるよう課している。で、来る人来る人を「しんどいしつまんなくっていつ終わるかわからんよー」と脅しているのだな。そんな今日この頃だけど、今年は何か希望者が多くて今日も二名来て現在のべ八名に説明したところ。説明を聞いた人のうち一部はこりゃあかんと考え直すのが通例だけど、それでもなんか来年とか大変になりそうな予感。むう。