海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

伏兵

祭りが明けて、金曜日に届いていた校正刷りをずっとほかっていたのでまずい。だけど幸い、今回は72時間の余裕があるので昼のうちに片づければなんとかなる。一方、昨日までの学会脳をスパッと事務作業脳に切り替えるのが難しくって、字は目に入ってくるけど、一向にチェックができた気がしない。だって、何の誤字も見つからないんだもの。しかし、これは本当にミスが無いのか、それともこちらのチェックがいい加減なのかわからないじゃないか。なので、校正用PDFからテキストを抜き出してきて、テキスト比較ソフトを使って原稿と比べる事を思い立つ。PDFにはウォーターマークやら行番号やらいろいろ夾雑物が入ってたり変な改行があったりするわけで、そういうのを整えるのに結構時間がかかってしまうけど、なんとかやり終えて、ぺこっと比較してみたらば、本文はスタイル以外どこもいじられていない事が判明。どうりで誤字が見つからないはずだ。ところが、更に良く見ると、図の説明が全く意味を成してないじゃないか。あれえ?と思って原稿をチェックすると、原稿からして意味を成していない。しかし、どう考えても自分でこんなわけのわからない文章を書く訳ないし。。。で、私は原稿を大きく変える度に以前のバージョンを保存して、新しい書類を作っているので、どこでこんな変な文章が生まれたのかバージョンを遡って調べてみたら、一年近く前に英文校閲に出した時だった。校閲者が間違った意味に直していたのを、図の説明なのでチェくチェックが甘く見逃していたんだな(っていうか、ここは校正の範囲外だったはずだが。。。)。ということで、原因がわかってホッと一安心。っていうか、もうこの業者怖くて使えないよ。