海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

一粒で六度おいしい

昨日の映画が傑作だった勢いに任せて、今日もヨメサンと朝一でシネコン。「クラウドアトラス」。社会ダーウィニズム打倒すべし、という話。いや、予告編を見ている限りにおいて、トンでもないキワモノだと予想していたけど、意外とかっちりまとまっていて面白かった。6つの時代の6つのストーリーを切り替えていく編集が見事にはまっていて気持ちが良い。この作品は一見複雑な構成を持っているように見えて、どのストーリーも基本的に同じ事を語っているので、いざ見てみると思ったよりわかりやすい。繰り返しはギャグの基本であるけど、ウソでも100回言えば本当になるというのもまた真実。いや、講義をしているものの経験で言うと、物事は、イヤッちゅうほど繰り返さして、やっと三割ほど伝わればいいってところですな。私的に一番面白かったのは5番目の話。あと、ヒューグラントが人食い人種を楽しそうに演じてたのがよかったねえ。それからラナっていうからてっきり三人目がいるのか人材輩出だなウォシャウスキー家はと思ってたら、違ったのね。