海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

マーフィー

私の首を回らなくしていた諸々の締めきり仕事は全て片づいたものの、最近首から肩が痛くって、本当の意味で首が回りにくくなっていたのだな。で、実家の近くで身内が整骨院をやっていて、この土日は子供が実家に泊まりに行くと言うので送りかたがた診てもらいに行く。ちょうど去年の今ごろも同じような首の痛みから手のしびれがあって、たまたま法事の時にそんな話をしたら、じゃあちょっとと言われて手を持ってグって押してもらうと2日ほどで痺れが取れて、すげえって感動したのだね。で、今回は整骨院でちゃんとやってもらうと言う意味では私的には初めての体験で、けっこうドキドキ。首の痛みの原因について、大昔のスキーでやったひざの捻挫が遠因であると言われ、ホンマカイナと思いながら、軽くマッサージしてもらってから、四肢を曲げたり伸ばしたりしてもらい、最後に首をパキッとやってもらう。そしたらその後4時間くらいで痛みがスーッと無くなっていって、やっぱりすげえって思ったと言う。いやちょっともう癖になりそう。

そして散髪して子供を実家に預けてヨメサンと帰ってくる。当然夜はシネコンなわけだが、その前に晩ご飯を食べに新町三条の「まゆめ」というお店に。某先生オススメの店で、ずっと狙っていたけどなかなか叶わなかったところ、やっと訪ねる事ができて嬉しい限り。で、オススメの通り大変美味しゅうございました。一時間半くらいでさくっと上がり、二条駅まで歩いてTOHOシネマズで「世界にひとつのプレイブック」。繊細である事は決して責められるべき類の事ではない、と言う話。子供がどんなであっても絶対に味方である事が親の条件である、と言う話でもある。いや、油断していたけど、素晴らしい作品だった。作品のテーマも素晴らしいけど、一つ一つのシーンの細かな描写が丁寧かつリアルでその意味でも見ごたえ充分。この手の作品があまり得意ではない私が言うんだから本当よ。いや、実は酔ってて途中何度か気を失ってたんだけど、それでも覚醒すると面白さに目が離せなかったと言う。ラブストーリーのキモは主人公たちが結ばれるのを防ぐ障害をいかに設定するか、と言う事にかかってるわけだけど、こういう手法があるのかと感心した。それにしても、これがアカデミー作品賞を逃すんだから今年がいかに豊饒な年であるかって事だな。