海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

最近上の子は星新一に夢中だ。
上の子「お母さん、星新一の話で何が好き?」
ヨメサン「んー、「穴」、かな?」
上「あな?」
ヨ「知らないの?穴にどんどんゴミを放り込んでたら、そのうち空から落ちてくる話よ」
上「それって、「おーいでてこーい」じゃないの?」
ヨ「”穴”よ、お母さんはその話を学校の宿題で絵本にしたからよく覚えているの」
私「ヨメサン、何を言っている?それはどう考えても「おーいでてこーい」だ」
ヨ「えー?「穴」じゃないの?じゃあ、なんで私「穴」って覚えてるんだろう?あれ?ひょっとして、私が勝手につけたタイトルかなあ?ん?ひょっとして宿題って、お話を作って絵本にしろってのだったかしら?」
私「、、、つまり小学生の君は、その宿題をショートショートをパクって、、、」
ヨ「ひょっとしてそうかも。。。」
私「それって、あーたは得々と宿題提出したつもりだったけど、先生にはパクったことバレバレだったんじゃないの?」
ヨ「そうかも。。。いや、でも、そうかなあ?ホントに「穴」じゃないの?」
私「あれは星新一の最高傑作の一つ。一度読んだら忘れられるわけもない。ほれそれが証拠に上の子だってちゃんと覚えてるじゃないか」
ヨ「でも、私なんにも覚えて、、、あれ?ひょっとして、お姉ちゃんに話の筋だけ教えてもらったのかしら?」
私「つまり、読んでさえいない可能性があると?すぐ読んでみなさい」
5分後
ヨ「やっぱり読んでなかった。。。」
まあ、どんなきっかけであれ、ある種の教養だから読んでおいて損はないでしょう。