海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

トンビの話

つうことで、今夜はロフトワンプラスウエストでぬまがささんと京都水族館の館長さんとトークライブする日。つうことでなんか落ち着かないのだが、昨日に引き続き午前中はDB開発に勤しみ、昼からはちょっと役場に出かけてゴラアしてから、夜の仕込みでネタに使えそうな写真をセレクト。で、17時頃ウチをでて日本橋で降りて会場に向かうのだけど、なんかこの辺すっかり外国みたいになってるのね。交差点でドラッグストアの呼び込みのおねいさんが中国語でがなり立ててるのにはびっくり。で、会場の前につくと、ぬまがささんもちょうどいて、寒いですねーとか言いながら中へ。箱の人は、ぬまがささんには画像ファイルどうしますか?とか聞いてくるけど、こちらには何もアクションが無いので、せっかく用意した写真群だけど、空気読んで出さないことにした。まあ、ぬまがささんを盛り立てるべきだし、オレ写真出さない方が箱の運営的にも良いのかもね、と思ったからだな。で、今日の打ち合わせとかするのかな?とか思ってたらそういうことは何も行われず。その後到着した館長さんと水族館のスタッフさんがぬまがささんに取材を始めて、結局どんな風にショーを進めるのかよくわからんまま開始。まあフリーに喋ってもなんとかなるだろうとは思ってるんだけどさ。司会が適当にやるだろう、と思ってたらば、事前に聞いていた箱の人の司会ってのがどうもないらしいことが幕が開いてからわかって、焦る三人。で、私なんかは、まあそれならゆるゆる喋れば、と思うのだけど、館長さんは違う対応で、猛然と無音時間を埋め始めたわけ。で、まあ喋る喋るで、こちらは圧倒されちゃって、話に絡もうとしても、はね飛ばされちゃう事が多いので、まあそれはそれで良いかと思って聞き役に回る。楽で良かったっちゃあ楽で良かった。こんなんでギャラもらって申し訳ない感じ。一応、私的には数を数える動物の話とか、延髄にショックの走る痛い虫の話とか、最近話題の火を使うトビの話とかを無理やりねじ込んだ。そういえば、動物の出る映画でおすすめは、って言われて、捻って「スターシップトルーパー」を挙げたんだけど、あれホントはもうちょっと突っ込んで話せたのよね。この作品、要は害虫駆除のメタファーと解せるじゃん。人と動物の関係みたいな事を考えるテキストにできるという(いやもちろんムチャクチャ言ってます)。で、あの映画、最後は敵の親玉の心の中を超能力(!)で読み取って、恐怖がある!みたいなオチだったじゃん。つまり、あれ、よくわからん敵の中に人間と同じような感情があるっていうラストなのよね(もちろんバーホーベンはマジぶっ飛んでるのでその後に軍隊勧誘プロパガンダを流すのだが)。それを無理やり、動物だって人間とおんなじところあるよね、そしたら害虫駆除って意味合い変わるよね、みたいな話に結びつければ良かったなあと。そういう話をしたかったのね。まあでも、そんなムリクリ哲学っぽい話にするムードではなかったのでね。とはいえお客さんの入りも良く(実は、サブカルっぽいネタが多いこの箱で生き物で人集められるか若干不安だったのですげえホッとした)、館長のマシンガントークで受けもたくさん取れてたみたいなので、全体としては良かったのでしょう。で、19時半始まりが終わったのが22時半。そこからぬまがささんのサイン会になって、私も若干サインしたり、あとはお客さんと突っ込んだお話したり(スーパーの鮮魚コーナーでパック詰めされて売られていたヤドカリの話!とか)、わざわざ東京から来られた編集さんと感想戦したり。で、サインが終わってもう23時過ぎ。前回B&Bでは参加できなかった打ち上げで一杯行きましょうと、ぬまがささん編集さんと三人で道頓堀に繰り出してもつ鍋食べて、初めてゆっくり色々喋る。当然、もう帰りの電車なんてないわけで、店を出たのが25時半。北に上がるぬまがささんと別れて、編集さんと千日前通りの方に。私はそこでタクシー拾うつもりだったのだけど、そしたら編集さんがなんかむっちゃ面白い話をしはじめるので、別れられなくなって、編集さんの宿泊ホテルのあるなにわ筋まで歩いて行く。まあ送り届ける形にもなるのでそれもよかろうと。いやしかし、人の縁ってのはまあ偶然なのだけど、そこに必然を見いだしたくなるような縁ってのもあるよね。大事にしたい。で、一人になってタクシー拾うと26時。守口線から枚方大橋越えて帰宅したのは26時半。大阪市内からタクシーで帰ったのは初めてで、今日のギャラほとんどすっ飛んだ。でもそんなことは無問題であるのよ。