「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」を読んだ。チェルノブイリやTMI、チャレンジャー号爆発のような有名な事故から、あまり知られていないような少し昔の事故まで、また事故をすんでのところで回避した事案も含めて、大事故の裏にはどのような人間のミスがあるのか、ということを紹介した本。ようオレ達、こんな危険な社会で落ち着いて暮してられるわ、と背中が寒くなる。取りあげられている事故はおおむね2000年までのものに限られるのでわたしたちの良く知るあの事故やこの事故については記述がないが、まあここにあるだけでお腹いっぱいだ。正直、あまり巨大で複雑なシステムは作らないに越した事がないのだろうと思うよ。
