海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

4月バカ

つうことで朝の9時から辞令をもらわなきゃいけないのはウソでなく現実なので、6時起きで車で出かける。もう電車乗りたくないし。一応ネクタイもしたけどジャケットチノパンで行ったら、案の定回りはみんなスーツだった。知らんし。どうでもいいが、宴会と宿泊の伴う新任職員研修が明後日あるはずだったところ、私は2月の末に、そんな宿泊なんか拒否する、って言ってたんだな。だって2人部屋に泊まらされるんだぜ。良く知りもしない別の学部の学部長とこの歳になって2人部屋なんかに泊まれるかいな。断固拒絶するつもりだったけれども、それを受け入れられなければ、チェックインだけして泊まるふりしてウチに帰っちゃうかネカフェとか深夜までやってるバーとかで夜を明かして翌朝の行事にシレッと出てやろうと思ってたところにこのコロナ禍だ。これ幸いと「コロナが怖いから宿泊したくありません」と言ってたのだな。しかし2月の終わりはあまりに早過ぎて、真面目に受け止めてもらえず店晒しだったのだな。いや私は当時から、どう考えてもコロナで宿泊なんてできるわけないって確信してたのに、ほんと世の人の正常化バイアスったら。でも、さすがに今日になって、2月末に私が訴えた事務の人と会ったら「先生の言う通りでしたわ」だってさ。みんなもっとオレの言うこと聞くべきだと思うよ。オレ、そんなに間違った事言わないよ。つう事で研修自体もなくなったらしい。後はシナイ山を目指すだけ。って言うか今日はもっと大事なことがあるのだ。例の京都新聞の連載コラムが始まるのだ。うししし、と思って、帰りに夕刊買って帰っちゃおうかなあとか思うけど、まあ明日送られてくるし良いかあ、とそのまま帰宅。すると友人から「乗ってへんぞゴラア」というお叱りを受ける。あれえ?おかしいなあ、ひょっとしてオレだまされてたのかなあ?と思って、以前にもらったゲラをよく見ると朝刊って書いてあるじゃん。今日の今日まで夕刊だと信じて疑ってなかったよ。っていうか夕刊買って帰らなくて良かった。で、全然関係ないけど、今日からミシマガジンでは本上まなみさんの連載が始まるのである。ここだけの話だけど、私、最初の就職で誰も知り合いのいない長崎に引っ越して、寂しくって京都が恋しくなってたものだけど、その時見ていたスカパの京都チャンネルにずいぶん救われたものだったのよ。で、その京都チャンネルの中でも本上さんの「極私的京都」が大好きで大好きで、なんつうかあの寂しい時期を乗り越えられたのはあの番組のおかげだったとか言いたくなるくらいなわけ。で、その本上さんが、私も何回か文章を載せているミシマガジンに私と同じ日に連載を始めたってことで、何たる偶然でしょうかしら。ウソみたい。もう私ったらそれだけでこの2年間学部長しなきゃならない事をしばし忘れられたのよ。