海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

偶蹄目x2

私は、大学が受験生の獲得競争やそのための広報活動をしなくてはならない理路がまったく理解できない人である。大学には定員というのがあって、広報上有利に立った大学があったとして、そこが学生を独り占めすることなどできない。一般企業とはそこが違う。で、進学希望者は概ね世間的に評判の良い大学に行きたがるものであって、そうそうこのランクは覆らない。なので、ざっくり評判順に大学を並べたときに、自校以上に優位な位置にある大学の総定員数が進学希望者総数より小さくなっている限りは、自分の大学が経営的におかしなことになることはそうはないはずだ。であれば、個々の大学にすべきことがあるとすれば、それは進学希望者総数を増やす努力であって、他所の大学と受験生をめぐって競争することではないと言える。そう思っているので、受験生をどうやったら増やすことができるかを考える会議には、私は1ミリも興味を持てない。なぜ他の人たちがそういうことに熱心になれるのか本当にわからない。なので会議では、私は基本的に流れに棹差すことしか言えないのである。もうお役御免にしてくれんかな。