海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

だから言ったのに

大学の広報を請け負っているPR会社の人からインタビューを受ける。なんでも、教員をメディアに売り込むのでその素材情報として研究の話をしてほしいとのことだ。まあ、大学の本質的な価値は個々の教員が行う研究と教育にあるのだから、PRするのに教員にフォーカスするのは正しい。ふわっとした大学のイメージビデオみたいなのを作っているよりかはよっぽど真っ当である。っていうか、こういうのはもっと早くにやるべきだったのであって、世の女子大不人気傾向に慌てて、今から取り組んだって遅いと思うがどうか。5年は遅いよ。っていうか、ちょうど5年くらい前に、メディアに出られる教員を売り込む活動をした方が良いのじゃないか?と当時の学部長経由で上に言ってもらったことがあるのだが、見事にスルーされたことを私は覚えているよ。というわけでZoomのインタビュー。こんな話しても役に立たないでしょう?と言いつつ、自分の研究の話であれば水を得た魚であるから、好き放題喋る。で、女子大でこんな研究が、みたいなことも言われたので、私から見える大学の風景を話す。私が見ているのだから当然斜め方向からであって、同席している事務方がどう思うかな?ってちょっと考えたけど、まあ良いやと思って話す。ともあれ、これだけ喋れるなら私の認知能力には問題はないと確信する。で、夜、Amazonを眺めていると、私の本が1冊売れたと思われる変化が見られた。で、この変化は実際に売れた時点からタイムラグを持って現れる。そういえば、PR会社の人が私の本を買って少し読んだ、と言っていたなあ。つまりインタビューの直前に買ったってことか。