海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

サトウキビ収穫の旅

ということで高橋さんちのサトウキビ畑に9時集合。今日明日で黒糖作りのお手伝いをさせてもらうのである。やったことないから楽しみでねえ。だいたいの道を教えてもらって、つけばサトウキビがモシャモシャしているからすぐわかる、という話で向かったわけだけど、そんなざっくりした説明で迷わないかしら?と若干不安だったのだけど、確かに一発でわかった。で、ウチが一番乗り。長靴に履き替えようかなあ、とか思っていると向こうから軽トラが走ってくるよ!畑のポルシェだ。わーい高橋さんこんにちはー。と、助手席から降りてきた人に紹介してもらう。あなたが主任さん!と、続々人が来て、なっちゃんでゾエでうらちゃん!御本の登場人物とこうして現実に対面するというのは不思議な感じ。まあ私もちょっとだけ出てるんだけどさ。で、挨拶も早々に早速作業にかかる。サトウキビは刈りばさみで切るのだけど根本が一番糖度が高いのでできるだけ地際で刈る、ということでまずはその担当に。くみこんとウチの田んぼ事情について話ながら、ざくざく作業。途中で刈ったサトウキビの葉を落とす係に交替。これ、葉が二股に分かれたサトウキビ用の鎌でやるんだけど、また小気味よく葉を落とせる道具で、すげえ捗るの。で、2時間弱ほど作業したところで、残って刈り続ける組と、高橋家に移動して刈ったサトウキビの茎についている黒い汚れを洗ってキレイにする組に分かれる。ウチは洗い組。こちらは過酷と聞いていたけど、全然たいしたことない。サトウキビ刈りも全然疲れないし、これならいつまででもできますよ、みたいな気持ちになるのだけど、それは今日が張れて穏やかな天気だからかも、と言われる。そういえば少し前から今日の天気予報は雨だと聞いていて、いやでも私は晴れ男だからなんとかなる、と、そしたら高橋さんも晴れ女らしく、じゃあ数で圧倒ね、って言ってたら本当に小春日和になって、作業してると暑いくらい。つうことで、軽トラ1台分のサトウキビをひたすら洗う。これが残っているとアクがひどいことになって、石灰を入れたら楽に取れるのだけど、そうすると味に混じり気がでるので、良質の黒糖を作るにはよく洗うのが大事とのこと。職人っぽくて、そうこなくっちゃ、だわ。で、お母様ほか輜重隊の皆さんが作ってくれたお昼を御馳走になり(美味かった!)、午後も作業しているとさすがに雨が降ってくる。けど、もうほとんど作業も終わっていたので大丈夫。で、雨もすぐに上がって16時頃には洗い終わる。今日はこれを山のほうにある製糖工場まで運べば終わり。で、途中道が細くなるのでくみこんと主任と私とで軽トラ1台で行くことに。主任が荷台でサトウキビが落ちないようにしながら行く。で、工場について、そうかここがあの工場かあ、と感銘を受けながら、とっとと荷卸し。そこはさすがに私も男手なので、役に立つ。そして帰りは、主任と交代して私が荷台に。軽トラの荷台に乗れる機会は逃してはならない。つうことで、「ロボコン」の長澤まさみ気分である。あれは良いシーンだ。はっ。長澤まさみがこの旅の裏テーマだったのか。で、もう一往復、洗ってないほうのサトウキビも運びこんだ時には日も暮れかけて、荷台に乗って帰るのはちょっと寒かった。そして、完全に暗くなる前にチガヤ倶楽部の畑とくみこんが積んでいる石積みを見せてもらう。こういうの見せられるとやりたくなっちゃうんだよな。ともあれ終わって高橋家に戻って、みんなでオヤツの時間。1日労働した後の甘いものはたまらんですね。晩ご飯は近所のご飯やさんでウチ夫婦とくみこんと主任で食べる。話が弾んで20時の閉店時間までいちゃった。また明日もよろしくお願いします。