海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

芸は身の肥やし

連載コラムを担当してくれる記者さんがやってくる。連載自体はもうすぐ終わるのだけど、今度は人の暮し方についての記事を書きたいらしく、野菜やコメを作ってる私に取材したいのだそうな。つうことで、端境期でとうの立ったダイコンとかあって恥ずかしい畑にお連れする。一応ジャガイモが芽を出していたので面目は立たないわけではない。あと、田んぼも今は何もなくてあまりお見せできない感じなんだけど見せる。そして、もうひとつのタマネギとニンニクが繁茂している畑にお連れして、世話をしているところのヤラセ写真を撮る。で、ウチに帰ってきて薪ストーブをお見せして、ヨメサンを交えてしばらくインタビューに答える。なんかヨメサンがチャームを爆発させていた。それにしても、ウチのやってることなんて、別に珍しいわけでも何でもないと思うけど(コメは少し貴重かな)、こんなんで記事になるんですかね?

100年早い

朝、管理している某サイトが見られないという連絡が来て、いろいろ調査。これはGoogleサイトを使って構築されているのだけど、半年ほどくらい前だったかサイトのシステムが変わるということで、古いコンテンツを変換する作業をしたのであるよ。で、どうもそのときにアクセス制限がかかってしまっていたらしく自分以外は見られない設定になっていたようなのである。で、原因はわかったので対処して無事解決。なのだけど、それってなに?このサイト、何カ月も誰からもアクセスがなかったっていう意味なのですかね?夕方、車の点検と冬タイヤの交換にディーラーに。待ってる間退屈だから、ネット遊びなど。なんつうかねSNSだってパブリックな場なんで、そこでなにか言ったら意に沿わない反応が帰ってくることだってあるわけですよ。っていうか、人間がまずは自分の見えた範囲に従って考えるのは仕方のないものであって、その後視界の外から別情報が入ってきたらその考えをアップデートしていくべき。で、見える範囲は世界全体に比してとても小さくて、当然個々人でばらつきがあるわけで、それがいろんな意見が出てくることに繋がってくるわけだけど、でもそのばらつきは互いの視野が広がるにつれて小さくなって行き、そうして最初は違う意見を持っていた人が一定の合意に至るわけよね。少なくとも社会的合意に関していてば、みんなバラバラの意見のままでそれで良いってことにはならないわけで、そのために必要なのが対話とそれに応じた自分の意見の修正なんだと思うのよね。少なくとも私はそのつもりでやってるんだけどな。なかなか理解してもらえなさそうだね。

遠くへ行きたい

生態学会でシンポジウムや集会の比重が大きくなったのは一体いつごろからだったろうか。私の場合、この方式だと自分の興味に合うシンポがほとんどないので、なんか食い足りない思いをずっと続けているのだけど、今日の認知進化生態の話はもう直球どストライクであって、むっちゃ楽しめて聞けたのね。それにしても、どうして水の生きものだけなんだろう?と思っていたら、研究費とのかねあいだったのね。なるほど。で、夕方の最後のスロットでは、自分が関わる委員会主催の集会。集会キライなのにねオレってば。コロナ禍での教育の話。で、趣旨説明をするお役目なので、10分ほど、この一年の文科の通達など紹介しながら流れをお話。学部長の経験。転んでもただでは起きない、というやつ。こういう話をするのでよかったのかどうかはわからんけど。っていうか、自分的には、特に話したいと思っているわけでもない話をお役目でするのは気が重かったというのは内緒だ。ということで、お役目が終わった残りの一時間半ほどは放心してひたすら聞き役。集会運営用の裏LINEで少し発言しただけ。つうことで、生態学会も終わり。まあなんか、オンラインになったおかげで参加できた感は強いな。もしそうでなかったら、会議で少なくとも二日間は出張できなかったはずで、残り3日のうち一日は総会と受賞講演の日だからオレには関係ないわけでな。来年はハイブリッドにするかもという話が聞こえてくるけど、大学のハイブリッド授業だと大多数の学生が家から受講するのを選ぶように、学会もほとんど誰も現地に行かないことになるんじゃないかな、と思うのよ。

緊張感途絶

今日の学会は総会と受賞講演がメインであって、学会賞がキライで受賞講演は避けて通っている私にとって今日はほぼほぼお休みに相当する日である。ということで、朝は上の子と一緒に薪狩り。山の持ち主さんと知り合って、大量に丸太切ってあるのを好きなだけ持って行って良いといわれたのでホクホクもらう。軽トラも借りて二往復分。去年はまったく薪もらえず割ることもできなかったので、大量の割る材を得て満足。お昼は英文書籍のフォーラムを聞いてみる。以前、Y口さんに営業されて「そんなん私に英語の本なんて書く能力ありませんわ」って真面目に取り合わなかったことがあるのだけど、今日聞いてみたら、まったく無理でもなさそうな気がしてきた。その節は失礼しました>Y口さん。いや、でもやらんけど多分。で、それが終わってから、上の子連れて西へドライブ。散髪である。ちょっとだいぶ伸びて来たでねえ。道がすごく混んでいて、思ったより時間がかかって、夕方の自由集会はサボっちゃった。まあ、オレ、集会系にはイマイチ興味持てないので、別にいいや。

えくぼー

やっと今日は会議が無いのでウチから学会に参加できるよ。けど、やっぱり家族は話しかけてくるし、宅急便には出なきゃいけないしで、あんまり事態が好転しない。しかし思うんだけど、オンラインなんだから口頭発表もオンデマンド動画をどこかに登録しておいて、勝手に見てもらうので良いんじゃないのか?空間の縛りが無くなったのに、平行してZoomセッション走らせることで時間縛りが残ってバッティングした講演が聞けなくなるのって、オンラインのメリットを生かしきれていないような気がする。質問とかチャットでいいだろうしなあ。っていうかそうなると口頭発表もポスター発表も基本どこかにファイルを置いて質問はチャットということで、区別がつかなくなるよね。で、それで良いやんかと思うのよ。別に口頭発表がえらいわけじゃないだろうしさ。で、まあやっぱzoomを聞き続けているとくたびれてくる。で、今回口頭発表では時々15分休憩が入って、それは良いことだと思うのだけど、行動学会の30分の余裕に比べると短くて、その間にお散歩とかできなくて残念。これ休憩30分にしてほしいなあ。オンライン講演の間のリフレッシュにはそのくらいの時間がいると思うけどなあ。で、懇親会。別に出ても仕方ないと思ってたのだけど、なんかoViceというアバター使って交流するソフト使うらしく、そういうのまだ使ったことないので、人と交流したいわけじゃなかったけど、とにかくやってみたかったので、参加してみた。またRemoとも違うのねこれ。で、入ってみると、なんか大きなスペースにたくさんの人の名前が出ていて、あ、K藤さんだと思ってアバターを近づけてみるとK藤さんの声が聞こえてきて、これは面白い。で、これカメラつけるのどうするの?とか言ってる間にK藤さんがどこかに行っちゃって、取り残されるのは、オオこれは懇親会みたいじゃん、と、今度はI田さんが一人でいるから近づいていって「I田さんI田さん」とか話しかけると、アバターの間に線が繋がって、そしたらカメラが使えるようになった!!そうかこうやって使うんだ。おもしれー。そうしているとまた知り合いが入ってきたり、近くを通過している人を呼び止めたりして、これなかなか面白いんじゃね?っていうか、これ発表の質問につかえるんじゃない?コアタイムみたいにして、この空間に発表者がいるようにしてもらえば質問のある人はそこに入っていって話をすれば良いんじゃん。これ、使いでのあるツールだよ。

ピノキオ的な何か

今日は木曜日だから7時に研究室について、お茶飲んだり雑用したりしながらちゃんと9時から講演を聞き始められる。もうオレは行動のセッション一択。で、聞いているとウナギの稚魚はドンコに食われるとエラ穴から脱出するらしい、という話が出てきてビックリ!そんなことがあるんか!!いやー、もうこれだけで今回の学会の元とったわ。これだけビックリさせられた発表を1つでも聞ければ満足。で、2時間も聞いていると、集中力が途切れてきて、っていうか11時からオリエンテーションオリエンテーションという意味のわからない状態に。これが11時40分くらいに終わって、慌ててお昼ご飯食べて12時半から会議で、終わって13時から別会議。これは私が議長で重たい話しがてんこ盛りで2時間半。実はこの間に学部長が出なきゃいけない会議が始まっていて、これがバッティングでつぶれるということは、それは私的には時間効率が上がる事を意味するので歓迎である。で、自分が議長の会議が終わって、こっちで後2つ会議が続くのだけど、学部長の会議に移動。18時まで延々会議。もう学会発表を聞く気にならないので、しばし放心して帰ってくる。いやでもオンライン学会のおかげでウナギの話聞けたから満足。

じゃーまーそういうことで

今日から生態学会。オンラインだ。で、初日から講演は9時スタートじゃないか。いつも初日は午後からとかなのにオンラインならそれができるわな。全然気がつかずに9時半ごろに大学着いてやがんのオレ。で、気がついてとりあえず繋いでみるんだけど、なんかシンポにはあいかわらず興味が持てない。ので、流しっぱなしにしてメール読んだり気が散っていると、人が部屋に入ってきたり、忘れていた雑用で書類を事務に持っていったり、もう全然講演に集中できない。平日にオンライン学会はあかんよ。大学来ていたら結局、雑用にトラップされちゃう。これまでは出張になってたから学会に集中できてたんだな。ということで、オンライン学会用の出張措置が必要であるとの認識にいたる。旅費はいらんから、大学に来ていてもいないことにしてもらわんと。とかなんかいう私も、講演を裏で流しながら、自分の喋りのスライド準備をしていたりしてこれけっこう便利とか思ってるから同罪だ。いや、なんで大学に来ているかというとまたもや会議なのだよ。学会出張してればこの会議サボれたんだろうか?ひょっとしてオンラインだからそれでも発表聞けたので、本来ならこの時期に主張なんてできなかったのだろうか?と、今日は19時から昨日のマスコミさんとお話をするので、夕方の会議が長びくと、そのまま研究室で繋がなきゃならなくなって、そうなると帰宅が21時とかになりそうで、それは避けたく、そのためには18時までに会議が終わってくれないと困る。終われば飛んで帰ればなんとかなるもんで。で、17時半ごろから会議がなかなか終わらないので、ジリジリしていたのだけど、なんとか10分前には終わってくれたので、飛んで帰ってお話。微妙に不安になる。