海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

トンビはタカを生まない

6月ごろ、ヨメサンがピーマンの苗を買ってきたと言うので、畑に植えましたわな。で、先月の終わり頃から実が生り始めたですよ。生り始めたはいいんだけど、実が細いままなんですな、これが。まるでしし唐。


まあ、家庭菜園も始めたばかりだし、最初っからうまく育つはずもないと半ばあきらめながら、でもまあ、もう少しくらいは太るだろうと様子を見ていたですよ。しかし、いつまたっても細いままで、気がつくと何十個も実が生っていて、「しっかし、いつまでたってもしし唐のままやなあ。ホントにピーマン買ってきたの?」「そうよ、当たり前じゃない」とかいう会話をしながらも、これはさすがに収穫しないとと思ったわけです。で、今朝の食卓には細いままのピーマンが焼かれて供され、二人で「いただきまーす」。。。


「これ。しし唐やん」


思わず二人でハモりました。これここに至って、なぜいつまでたっても実が太らないかがわかったというわけ。そりゃあ、しし唐はピーマンには成らんわなあ。


しかし、ヨメサン共々ピーマンであると信じきっていて一ミリたりとも疑う事はなかったわけで、実物を食べてた後ならどこをどうみたってしし唐じゃんと思うわけだが、収穫してから持ち帰る間に小人さんあたりにすり替えられた事だってありえるかもしれんと思って、家族で畑に確認しに行く。


確かにしし唐であった。どうもヨメサンが苗を間違ったようだ。


どうでもいいが、畑の一メートルほど上空を無数のトンボが舞い踊っていて、なんだろうと近づいてみたら、どうもアリの婚姻飛行が起こったようで地面を多数の羽アリが歩いている。で、よくよく見たら歩いている羽アリの多くが腹部を失っていて、頭と胸だけで歩いている。で、その羽アリに働きアリが襲いかかっているという光景。なんかすごかったが、トンボってのは餌が豊富に有るときはおいしいところだけ食ってあとは捨てちゃうって事なのかしら?