海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ダイアローグ

昨日に引き続き上野原。月曜日は相方が「発達動物行動学」という講義をする日らしい。前日に相方が「お前授業で喋らんか?」というのだが私は一人で喋るのが苦手なのでそう言ったら、「じゃあ何かディスカッションをして見せよう」ということになった。


で、「動物には心があるのか?」というテーマで30分ほど二人でアドリブ。突然こんな事が始まって学生さん達はきっと面食らった事だろう。一応、「動物がどんな時間でも同じ行動的反応を示せば心がないと言ってもいいのでは?」という発言もしたので、行動の発達と全く関係がないわけでもないから、まあいいじゃないか。


真面目なところ、今の学生さんは自分で物を考える事が苦手なように見える。だから、議論をすることで思考するプロセスを見せられれば、きっと役に立つだろうと思う。少なくとも一部の人には役に立ったと信じたいところだ。


そもそも教育なんてものは学生に知識を授ける事が重要なのではなく、学生が自分で知識を求めていけるよう揺さぶりをかける事こそが重要。で、学生にもいろんなタイプがいるのだから、授業の形態にしたっていろんなタイプのものを試した方が良いように思う。そうすれば、個々の学生にすればどれか一つくらいはヒットするんじゃなかろうか。


で、夕方には学会での舞台の練習も終わり、相方の家に同僚のMぺさんと一緒に行って、つみれ鍋を頂いてそのまま寝込む。