海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

バカな改革休むに似たり

都立大を取りつぶして、都立の他の大学と合併して新しい大学をつくる構想があるとか。で、最近その目玉学部たる都市教養学部の理念作りを河合塾に依頼だとか、語学授業を英会話学校に委託検討とかのニュースが聞こえてくる。で、大学への風当たりの強さもここまで来たかと思う一方で、このような学に対する軽視の風潮を黙って見ていていいものかしらとも思っていたわけだ。

そうしていたら今日、都立大法科大学院、4教授の抗議辞職で入試延期というニュースが。ロースクール担当になるはずだった教授達が、都の新大学設置のやり方に抗議するために辞職したとか。


滝川事件の例もあるし、大学人たるもの大学のあり方がどうしてもおかしいと思ったときは職を辞す覚悟を持つくらいでないといけないのかなあと思った次第。まあ、今回は法学の先生だから潰しが効きやすいのだろうけど。私なんか辞めようと思ったらその後の食いぶち稼ぎのためにかなりの準備が必要になるだろうなあ。


しかし、改革改革というが、しょうもない改革ばっかりだと優秀な人間から先に組織を見限ってしまい、後に残るのはダメな人ばかりになると思うんだがなあ。