海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

スズメの顛末

講義室に行ったら中にスズメが閉じこめられていた。その部屋、開く窓は高い所にしかなくてヒモで引っ張って開ける仕掛けになっているのだが、古いせいかうまく開かない。しかたがないので喋りはじめたのだけど、ピーピー鳴くし、時々部屋の中を飛び回るしで、こちらも気になるわ学生は落ち着かないわ。そうしているうちに学生さんがやっと窓を一つ開けてくれて無事外に出す事に成功。

そんなことしていたもんで時間が押しちゃって、遺伝の仕組みの説明の途中で二倍体と三倍体の話をし、ついでだからって単数倍数体について話そうとしたところでチャイムが鳴る(ウチの大学はチャイムで時間を知らせるのだ!)。で「あとちょっとだけ」といってハチのスライドを見せるも、教室全体が筆記用具を片づける音で騒然となったので「興味ないですか?それならもうやめましょうか」と言って話をうちきりにした。話の本筋には関係ないし。

で、心を空にしながら片づけをしていると学生が二人やってきて「何を話そうとしていたんですか?」と。それならとアリ・ハチの社会構造からオスメスの産み分けの話までする。すると「面白いですねえ。どうして途中でやめちゃったんですか?」と聞かれた。

っていう私的にはちょっといい話。