海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

お勉強

著名かつアクティブなクモ学者であるところのGillespieさんが、ハワイ諸島アシナガグモの適応放散についてのセミナーをするというのでT大まで聞きに行った。島間の分散と島内での放散によって島毎のアシナガグモ相が出来上がってきたという話。わかりやすい話で最後までするすると聞き進められたのだが、どうも私には「進化の歴史はこうだったんですよー」という話に「?」を見つける能力に欠けているらしく、折角の話に「へー、そうですか」というレベルの反応しかできない事が多い。それに、よしんば「なぜこういう事が起こらなかったのか?」という疑問が浮かんでも「それは起こらなかったのだ」で(自分の中でも)お終いになるのだなあ。それはともかく、Gillespieさんはとても良い人だった。やはり日本の夏は暑いらしい。

セミナー後の飲み会の締めに、ざるラーメンと思しきものが出たのだが、麺つゆに何か香ばしい匂いが。バニラエッセンスのように感じたのだが、あれは酔っぱらっていたゆえの幻覚だろうかしら?